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女優・太田奈緒がハマった“コーヒー沼”「初めて飲んだのはジャコウネコが出した…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.17 06:00 最終更新日:2023.05.17 06:00
2019年にAKB48を卒業後、本格的に女優として活躍している太田奈緒。彼女が演技に興味を持ったきっかけは、観月ありさの代表作でもある人気テレビドラマシリーズだった。
「子供のころに母親と一緒に『ナースのお仕事』シリーズを観ていたんです。すごくおもしろくて『私も芸能界に入ってこんなことがしたい』と思いました。そして17歳のころ、ある新人発掘オーディションに応募したんです。オーディション中に演技レッスンを受けさせてもらったとき『やっぱり演技って楽しいんや』と実感しました。結局グランプリにはなれなかったのですが、どうしても芸能界に入りたかったので、父を説得してAKB48のオーディションを受けることに」
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晴れてメンバーとなった後はグループ在籍時から多くの舞台に出演し続け、着実に実力を磨いてきた。そして5月17日から公演する人気漫画が原作の舞台『珈琲いかがでしょう』(~21日、東京・シアター1010)でヒロイン役を務めることに。
「主人公が淹れる1杯のコーヒーが、いろんな登場人物の心を救ったり、人生を動かしたりするオムニバスストーリーです。テレビドラマ化もされた人気作品なので、上演をすごく楽しみにしています。日々の生活で疲れている方には、共感するポイントがひとつはあるはずです。観た後に皆さんの心が温まるような演技ができればと思っています」
コーヒーがテーマの舞台だが、本人はブラックコーヒーが大の苦手だとか。
「ふだんからカフェラテはよく飲むんですが、ブラックコーヒーは苦すぎて、いままでほとんど飲んだことがなかったんです。初めてちゃんとブラックコーヒーを飲んだのが、この舞台の顔合わせのときでした。共演者の花陽みくさんが、コピ・ルアクという高級なコーヒーをふるまってくれたんです。ジャコウネコの排泄物から採れるコーヒーらしくてちょっと臆していたのですが、飲んでみるとすごく香りが高く、苦みも嫌に感じなかったんです。とは言っても初めてのブラックコーヒーやったので、ほかとの違いはあまりわからなかったのですが(笑)。ほかの共演者の方々もコーヒー好きな方が多く、けいこの休憩中にこだわりのコーヒーを淹れてくれるんです。産地や特徴なども丁寧に説明してくれるので、少しだけ違いがわかるようになってきました。“コーヒー沼”にハマっちゃいそうです」
大人の女性らしい趣味を見つけつつあるようだが、いままでにハマったことがある“沼”について聞いた。
「10歳から20歳までですかね。じつは絆創膏が好きやった時期がありまして(笑)。まず絆創膏の包装紙をぺりっと剥いで、粘着部分の保護シートだけをつけた状態にします。それらを何種類も集めてチャック付きポリ袋に入れて、よく眺めていました。一口に絆創膏収集と言っても自分のなかで基準があるんです。(1)ベージュであること、(2)キャラクターや柄がないこと、(3)中央にガーゼがあること、そして、(4)保健室などで偶然出会うこと。(1)~(3)の条件は、いわゆる昔からあるような、クラシックなタイプの絆創膏をこよなく愛していたということです。(4)の条件は、偶然の出会いによるときめきを大切にしたかったから。保健室で新しい絆創膏を見つけたら『あ、こんなタイプもあるんや、もう1枚ください』と、先生にお願いして余分に1枚もらっていました。絶対にコレクションするために購入はしないと決めていたので、持っていた商品がどんなパッケージかわからないんですよね。だから、薬局で絆創膏のパッケージを見るたびに『自分のコレクションはどれやろう』と予想するのが楽しくて、いつもワクワクしていました。でも20歳ころのあるときに、ふと『なんで集めてるんやろ』という問いが頭に降りてきて、我に返ったんです。それ以来収集はやめちゃいました。なんであんなことしてたんやろう(笑)」
絆創膏の収集も、演技への努力も長年コツコツと積み上げてきた太田奈緒。演技の道では努力が報われ、大輪の花がいま、咲こうとしている。
おおたなお
1994年12月5日生まれ 京都府出身 T160 2014年にAKB48 Team8 京都府代表としてデビュー。グループ活動中から『フラガール』など数多くの舞台に出演し、グループ卒業後は本格的に女優として活動している。5月17~21日には、東京・シアター1010で上演される舞台『珈琲いかがでしょう』にヒロイン役で出演。現在は、京都府文化観光大使を務めている。そのほか最新情報は、公式Twitter(@otanao_1205)、公式Instagram(@tanao_official)にて
撮影・田川雄一
( SmartFLASH )