ジャニーズ性加害問題、櫻井翔はまたもスルーで東山紀之と分かれた「明暗」

 

　連日メディアを騒がせている、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題。5月22日に放送された『news zero』（日本テレビ系）に嵐・櫻井翔がキャスターとして出演したが、この問題に言及することはなかった。

 

　振り返れば、事務所の現社長・藤島ジュリー景子社長が、公式サイトで謝罪したのは5月14日の日曜日だった。翌日の月曜には、櫻井がキャスターとして出演した『news zero』で性加害問題を取り上げたが、画面に出てきたのはメインキャスターの有働由美子のみ。櫻井は “フレームアウト” し、「この件は、番組で話し合って私が話します」と、有働が矢面に立つ形となった。

 

【関連記事：櫻井翔、ジャニーズ「性加害報道」に「フレームアウト」キャスター17年めにして突きつけられた選択の是非】

 

「ジャニーズ事務所に縁があり、キャスターを務めている人は何人かいます。櫻井さんに加え、『週刊ニュースリーダー』の城島茂さん、『キャスターな会』の中居正広さん、『サンデーLIVE!!』（すべてテレビ朝日系）の東山紀之さん、『シューイチ』（日本テレビ系）のKAT-TUN・中丸雄一さんなどです。

 

『news zero』ではこの問題が扱われましたが、続く『週刊ニュースリーダー』『キャスターな会』『シューイチ』では、ジャニーズ問題は完全スルー。日曜になり、ようやく東山さんが口を開いたんです」（芸能記者）

 

　番組では、藤島社長の謝罪動画や、立憲民主党が開いたヒアリングに、性被害を訴えた元所属タレントの男性2人が出席したことなどを報道。その後、東山が約2分間にわたって見解を述べた。

 

「そもそも『ジャニーズ』という名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに、すべてを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなくてはならないと思っています。心を痛めたすべての方々、本当に申し訳ありませんでした」

 

　また、発言の冒頭では、これまでほかの所属タレントから謝罪や弁明の言葉がなかったことについて、「最年長である私が、最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには、極力、待ってもらいました」と釈明している。

 

「東山さんの『待ってもらった』発言をうけ、再び注目を浴びたのが櫻井さんです。翌日の『news zero』で、今度こそ何かを語るのではないか、と期待した人も多かったんです。しかし、放送では、ジャニーズ問題は触れられず。当然、櫻井さんがコメントする場面もありませんでした」（前出・芸能記者）

 

　SNSでは、櫻井に対する失望の声が相次いでいる。

 

《やっぱり櫻井翔はジャニー喜多川氏の性加害問題についてスルーしたか　都合の悪いことはスルーするんだね　だったら報道キャスターを止めた方がいい》

 

《昨日の #バンキシャ であれだけ伝えたし #日テレ 社長もコメントを出した。 それだけに #櫻井翔 と #NEWSZERO でも話すのだろうと思っていたけど完全スルー》

 

《どうして櫻井翔キャスターがここまで言われるかって普段いろんな出来事を精力的に取材し時には厳しく糾弾してるのに自分のところのことはスルー それどころか周囲に守ってもらってる だったら普段から偉そうに発言すんなよってこと》

 

「櫻井さんがここまで批判を浴びているのは、この17年、キャスター業にかなり力を入れてきたことが大きいのかも知れません。出演は週に1度ですが、日々ニュースを読み込み、きっちり準備してからスタジオ入りする姿勢は有名です。積極的に取材に出ており、キャスターとして目立った存在でした。

 

　それだけに、なにかしらコメントをしてくれると期待した人も多かったのでしょう。騒動に初めて言及した東山さんには『真摯な言葉が響いた』といった称賛が集まりましたが、“フレームアウト”の櫻井さんには厳しい声が続出。東山さんの『後輩には待ってもらっていた』というのは最高のフォローだったのですが……」（同）

 

　今後、ジャニー氏の性加害問題に動きがあったとしても、東山以外の番組・タレントたちはスルーする……という流れができてしまうのだろうか。

( SmartFLASH )