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「芸能界と社会問題をごちゃまぜにするな」梅沢富美男が猿之助を “擁護” も、「論点ズレすぎ」と批判続出
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.23 20:25 最終更新日:2023.05.23 20:25
5月22日、俳優の梅沢富美男が、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演。歌舞伎俳優・市川猿之助をめぐる報道について持論を展開した。
5月18日、歌舞伎俳優の市川猿之助が、両親である段四郎夫妻とともに自宅で倒れているのが発見された。段四郎夫妻は死亡が確認されたが、猿之助は一命をとりとめ、19日に退院している。
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「両親の死因は、司法解剖で向精神薬中毒と判明しました。猿之助さんは警察の事情聴取に『死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ』と話しています。
猿之助さんの自宅には、処方された睡眠導入剤・ハルシオンが大量にありました。両親はそれを飲んだようです。一家で心中を図ったとみられています」(事件担当記者)
事件当日には、『NEWSポストセブン』が猿之助のセクハラ・パワハラ疑惑を報じていた。報道によれば、猿之助は舞台で共演した役者や劇場スタッフに、キスを求めたり、過剰な性的スキンシップを求めたことがあったと劇場関係者が証言。拒否すれば役や仕事が与えられなかったり無視されたりしたとも伝えられた。
同誌の直撃を受けた猿之助は、不機嫌な表情で「答える義務はありません」と話すのみだったという。
梅沢は、番組内で「段四郎さんも奥様もよく知っていますし、とても貴重な方でした。歌舞伎という特別な世界で、特に猿之助さんは澤瀉屋(おもだかや)を背負っていました」としたうえで、「週刊誌でどうしたこうしたっていう話が出ていましたが、一つ言わせてもらっていいですか? 芸能界と社会の問題を、ごちゃまぜにしないでほしい」と断言した。
続けて、自身も大衆演劇の役者としてバカにされ、悔しい思いをしてきた過去を明かしつつ、こう語っている。
「猿之助さんは、スーパー歌舞伎という一つのお芝居をするために、猿之助という劇団をつくっている。乱暴な言い方をすると、芸能界はそういうところなんです。その役に合わない役者はいらないんです。
猿之助さんが演出・構成したときに、役に合わない、下手くそな役者がいたときには使わないんです。そのときに『なんで使ってくれないんですか』『下手くそだからだよ!』って言いますよ、座長さんは。すべて背負っているんですから。きっと、そういう重圧に負けたんじゃねえかな、と僕は思っています」
途中、MCの宮根誠司が「パワハラはあってはならないけど、厳しい稽古があってこそ、舞台に立てて、お客さんからお金をいただけるというのが芸能界」などとフォローを入れても、「(役者は)誰でもいいわけじゃないんですよ」と猛烈に語り、止まることなく話し続けた。
自身も劇団で座長を務めているだけあり、思うところが大きかったようだが、SNSでは梅沢の持論に批判が続出している。
《誰も厳しい稽古のことを非難してないけど?稽古以外のパワハラが問題だって言ってるのに論点ズレすぎですよ。》
《パワハラ防止法が施行、義務化されてるの知らないの?芸能界だからパワハラOKってどんな理屈だよ。誰かの人権無視して成立してるエンタメなんて見たくないわ。》
《ドヤ顔で昔はこうだったと言ってくる年配いますよね。そもそも、#猿之助 氏の問題は『仕事の厳しさ』ではなくて、弟子に対して布団、風呂で性的スキンシップでしょ。論点ずれてるうえ感情的に擁護する梅沢氏、ぞっとするわ。》
「番組内で梅沢さんは、よりよい舞台を作るためには厳しい稽古や物言いを避けて通れない………といった意味合いでお話されていた印象です。
しかし、猿之助さんについて報じられている内容は、“厳しい稽古や物言い” の範囲内ではなく、むしろ稽古外の振る舞いに関するものではないでしょうか。
そもそも、『芸能界と社会は別』という考え方も、時代やコンプライアンス意識が変わってきたことで、あまり通用しなくなりつつあります」(芸能記者)
せっかくの熱弁も、世間の共感は得られなかったようだ。
( SmartFLASH )