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「一酸化炭素中毒で療養」EXILE・ATSUSHIが全公演中止へ 数週間後に「まるで認知症」の症状が出る「遅発性脳症」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.03 15:10 最終更新日:2023.06.03 15:34

「一酸化炭素中毒で療養」EXILE・ATSUSHIが全公演中止へ 数週間後に「まるで認知症」の症状が出る「遅発性脳症」

すべての公演を中止したATSUSHI(写真・時事通信)

 

《体調不良のため療養を行っているEXILE ATSUSHIですが、徐々に回復はしているものの、長時間のパフォーマンスができるまでには至っていない状態です。》

 

 6月2日、所属事務所がEXILE・ATSUSHIについての情報を更新。3月中旬に一酸化炭素中毒が疑われる症状があり、延期していた公演について今回、すべて中止とすることを発表した。

 

 

「4月23日に所属事務所が一酸化炭素中毒を公表した時点では、休養は『6月4日まで』と具体的な期日が設けられており、順調に回復に向かっていると思われていました。EXILEのライブは非常にハードなので、今回の発表は、ATSUSHIさんの体調がまだ万全の状態には戻っていないという判断があったのでしょう」(芸能記者)

 

 一酸化炭素は、一度に大量に吸い込んでしまうと、たった1分から3分程度でも死に至ってしまうことがある、無色透明・無臭の気体だ。しかし、一酸化炭素を吸入した際の症状は、直後に出るものだけではない。本誌は4月、事務所がATSUSHIの症状を発表した当時、函館稜北病院総合診療科の舛森悠医師に話を聞いている。

 

「一酸化炭素を吸い込んでから、遅れて症状が出現したり、後遺症をもたらしたりする『遅発性脳症』と呼ばれるケースです。吸い込んで数日から数週間後に、まるで認知症になったかのように、物忘れが多くなったり、体の動きが鈍くなったり、言葉が出てこなくなる、といった症状が出現することがあるのです。ATSUSHIさんの症状がどのようなものかはわかりませんが、一度、治癒したように思える場合でも、上記のような症状が出現している際には、医療機関受診をおすすめします」

 

 一酸化炭素中毒は、炭素を含む物質が不完全燃焼した場合に発生する。事故のほとんどが、屋内の密閉された空間で炭火を使用したことによって起こっている。

 

「事務所の発表では、《会食を行った後》に体調不良になったということなので、その“会食”で、炭火などの火が使われ、十分な換気がおこなわれなかった可能性がありますね」(前出・芸能記者)

 

《何年かけても必ず会いに行きたい》と、事務所はATSUSHIの思いを伝えている。「何年かけても」という表現に本人や事務所の苦悩がにじむが、ファンは一刻も早い復帰を信じている。

 

取材協力・吉澤恵理(医療ジャーナリスト)

( SmartFLASH )

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