「撮影は5月上旬から始まって、6月下旬くらいに終わる予定ですが、大きな問題もなく順調に進んでいます。なにより、草彅さんの物覚えがよすぎて、現場はビックリしていますよ」(ドラマ関係者)
2023年冬に放送を控える、『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(NHK)。聴覚障害者の両親のもとに生まれた、耳が聞こえる子供を「コーダ」というが、草彅はこのコーダを演じている。ドラマでは草彅が手話を使うシーンもあるという。
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「手話の習得にはかなり時間がかかるはずですが、草彅さんは先生が教えたことをすぐできてしまうんです。本人が言うには『ダンスの振り付けと同じですよ』と。要は、何回かやったら体に染みついて覚えるそうです。さすがにスタッフも驚嘆してましたよ。NGもほとんどなかったようです」(同)
同作はオーディションをおこない、20名近い「ろう者・難聴者」のほぼすべてを実際のろう・難聴の俳優が演じている。
草彅も制作発表の際、「今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になるみなさんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!」と意気込んでいた。
「共演者の方がお弁当を食べていると、『おっ、美味しそうだね。今日は何のお弁当なの?』などとコミュニケーションを取っているといいます。ろう者との関わり合いも積極的。現場の雰囲気はとてもいいと聞いています」(同)
共演俳優との息もピッタリだ。
「撮影以外の時間は手話の確認をしたり、共演の遠藤憲一さんと『このシーンはどうしましょうか?』と、いろいろやり取りしたり。橋本愛さんや松本若菜さんたちにも『あの作品見たよ! よかったよ』と話しかけています」(同)
本誌は6月初旬、埼玉県内で撮影に臨む草彅を目撃。時折、笑顔を交えながら、スタッフと真剣に話し込んでいる様子だった。
まさに現場をまとめあげる “座長” としての姿がそこにはあった。
( SmartFLASH )