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山下達郎、ジャニーズ性加害問題を「何も知らない」と断言の衝撃 7分間の独白で貫いた“事なかれ主義”

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.10 20:30 最終更新日:2023.07.10 20:54

山下達郎、ジャニーズ性加害問題を「何も知らない」と断言の衝撃 7分間の独白で貫いた“事なかれ主義”

 

 7月9日、ミュージシャン山下達郎が、ラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FMほか)に出演した。“ジャニーズ忖度疑惑”や、ジャニー喜多川氏の性加害問題について7分間にわたり語ったが、世間の反応は厳しいものとなっている。

 

 ことの発端は、山下が所属する事務所「スマイルカンパニー」と音楽プロデューサー・松尾潔氏の契約終了をめぐる騒動だった。7月1日、松尾氏は自身のTwitterで、契約終了の経緯をこうつづっている。

 

 

《15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です》

 

 事態をうけ、山下は同番組で口を開いた。契約終了という判断は同社の社長による判断であり、自身は無関係だとしたうえで、松尾氏とはここ数年、疎遠だったとも説明。「松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であったことは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません」などと語っている。

 

「山下さんの発言でとくに違和感を持って受けとめられたのは、ジャニー喜多川氏の性加害問題について『本当にあったとすれば、もちろん許しがたいこと』としながらも、『私自身がそれについて知っていることが何もない以上、コメントを出しようがありません』と突き放した点です。『週刊文春』とジャニーズ事務所の裁判が1999年にあったことも『知らなかった』と語り、『音楽業界の片隅にいる私に、ジャニーズ事務所の内部事情などまったく預かり知らぬこと』と断言しました。

 

 もちろん、実際のところはわかりません。ただ、世間からは『知らなかったことはあり得るのか』と、疑いの目が多く向けられています。証言者が続出し、ここまで話題になっている以上、ニュースを見ていれば多少の情報は入ってくるはずですが、当時、知らなくても現在はどう考えているのか、という部分に関しても、あまり語られませんでした」(芸能記者)

 

 そのうえ、山下はジャニー氏に対し「人間同士の密な関係が構築できなければ、いい作品など生まれません。数々の才能あるタレントさんを輩出した、ジャニーさんの功績に対する尊敬の念はいまも変わっていません」と宣言。「自分の人生にとっていちばん大切なのは、ご縁とご恩」とも語った。

 

「義理人情を重んじる姿勢を貫くのも、ジャニー氏の功績を尊重するのも、山下さんの自由でしょう。ただ、ラジオを聴いている限り、『お世話になったから』『尊敬しているから』という理由で、不都合な問題に対し、見てみぬふりをしようとしているようにも取れます。山下さんの姿勢には、“事なかれ主義”と批判が寄せられています」(同前)

 

 山下は、最後に「私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれていると解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と言い切った。ファンを簡単に切り捨てる姿勢に、裏切られた思いを持つ人も少なくないはずだ。

( SmartFLASH )

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