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ミスFLASHファイナリストが「タクシー運転手グラドル」に…『ザ・ノンフィクション』出演で「隣の車から『見たよー!』」の応援も

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.11 06:00 最終更新日:2023.07.11 06:00

ミスFLASHファイナリストが「タクシー運転手グラドル」に…『ザ・ノンフィクション』出演で「隣の車から『見たよー!』」の応援も

 

 日曜の人気ドキュメント番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)には、さまざまな属性の人々が登場する。6月25日放送回では、タクシードライバーとして働きながら、別の夢を叶えようとする2人の人物を追った『夢を追うタクシー ~目的地はまだ遠くても~』が放送された。

 

「コンドルタクシーは、芸能活動との両立が可能なんです。社長もプロデューサー活動をされていて、とても理解があって働きやすいんです。ありがたいなと思っています」

 

 弾けるような笑顔で、にこやかに話す美女は、同番組で密着されていたタクシー運転手の中島由依子さん(36)だ。

 

 

「番組に出て、すごく反響をいただいています。放送後、最初のお客さまが降りぎわに『見たよ!』って言ってくださって、嬉しかったです。ガソリンスタンドで洗車中に声をかけられたり、走ってるときにも隣の車から『見たよー! 頑張って!』と叫んでくる方もいて(笑)。嬉しいけど恥ずかしい」

 

 実は、本格的に芸能活動を開始したのは30歳を過ぎてから。学生時代は「関西のギャルでした(笑)」という。

 

「高校を出ても特にやりたいことはなく、メイク系の短大に進学したんです。卒業後はアパレルの販売員をやりましたが、あんまりおもしろくなくて、1年半くらいでやめちゃいました。その後はいろんなバイトをして、結局パチンコ屋さんのコーヒーワゴンのバイトが楽しくて、8年も続けました」

 

 バイトで食いつなぐ生活が30手前まで続いたが、転機は28歳のとき。モデル事務所に所属することになったのだ。

 

「28歳になって、これはヤバいなと(笑)。広告のお仕事をしながらレッスンを受けていました。でも本当は、お芝居がやりたかったんです。30歳を機に、大阪の部屋を引き払って、東京に出てきました」

 

 ウェディングモデル中心に仕事はあったが、収入に恵まれていたわけではない。ツテもお金もない状況で、姉の家に半年転がり込み、バイトをしながらグラビアを始めた。

 

「事務所には女優志望で入ったんですけど、レッスン生みたいな扱いですし、演技もまだまだですし、いまの自分ができるならまずはグラビアかな? と思って、配信のお仕事をしていました。そんなとき、事務所からミスFLASH2022のオーディションの話があったんです」

 

 そのとき、中島さんは天啓を受けたような気持ちになったという。

 

「絶対これだ! ってなぜか思ったんですよね。グランプリを獲って実績を残したかったのと、グラビアデビューを華々しくFLASHで飾りたいという思いでした。

 

 選考は5カ月にわたって続き、がむしゃらに走り続ける毎日でした。毎日2種類の配信アプリで最低でも2~3時間配信して、その後は応援してくださった方々にアプリのメッセージで1人ずつお礼して。

 

 ですが、ファイナルまで残ったんですけど、グランプリにはなれませんでした」

 

 落選当時は「彼氏に振られたみたい」に落ち込んだという中島さん。そこから、タクシー運転手への挑戦が始まった。

 

「人生でいちばん頑張ったし、手応えもあったから、相当ショックで。でも、現実を受け入れなきゃいけない。どうにか自分の生き方を変えてみようと思っていたとき、たまたまお世話になっていた人材紹介会社の方に『いい会社ありますよ』と、コンドルタクシーを紹介していただいたんです」

 

 まさか自分がタクシーを運転するとは思っていなかった中島さん。初めは怖いイメージがあったという。

 

「お客さんを乗せるって大丈夫かなって。深夜帯の客層も怖かったんですよね。でも、お話を聞きにいったら『ウチは乗車時間選べるんで、日勤で大丈夫ですよ』と言われて。それで決めました。

 

 2021年の年末くらいに決意して、研修とかもあったので、タクシー運転手歴は1年ちょっとですね。朝の9時くらいから乗って、8時間乗車1時間休憩で、夕方18時には上がっています」

 

 タクシーデビューした中島さん。最初は遠くに行くのも怖くて、会社の近所を走るだけだった。

 

「会社が練馬にあるので、ずーっと千川通りを往復していました(笑)。どこを走っていいかわからないので。千川通りは無線も入るし、手あげのお客さんもいます。

 

 でも、最近は池袋東口まで行きますよ! デビュー当時は2時間空車とかもあったんですけど、いまはお客さまを見つけられるようになりました。練馬、板橋のあたりは好きで、よく走っています」

 

 現在も舞台に出演するなど、夢を追いながらタクシーとグラビアの二足のわらじを履きこなしている。

 

「いまは、タクシーの仕事が今後の芝居に生きると思っています。ご高齢のお客さまから、戦争の話を聞いたりすることがありますが、今年、戦争をテーマにした舞台に出たとき、役作りの参考になったんですよね。

 

 タクシーの仕事で、いろいろな引き出しを増やしていけると思っています。『いつまでもウチにいるようじゃダメだ』と社長は言ってくださるので、女優の夢は追い続けます。舞台や、配信ドラマのお仕事も来ていますし、グラビアもやめません。

 

 あとは、FLASHでグラビアも絶対やりたい! ミスFLASHとタクシーは自分の直感で動いた2つで、私の人生でとても大事なトピックなんです。私の原点はFLASHなんですよ。予期せぬ形でインタビューを受けられて、本当に光栄です。FLASHの表紙に載れるよう、今後も頑張っていきます!」

 

 夢を追いながら、今日も中島さんは街を流す。次の乗客はあなたかも――。

( SmartFLASH )

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