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『トゥナイト』に出演した山本晋也氏が30年ぶりに「コロナ」をテーマに映画を「僕のテーマは『清く正しく厭らしく』」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.05 16:00 最終更新日:2023.08.05 16:00

『トゥナイト』に出演した山本晋也氏が30年ぶりに「コロナ」をテーマに映画を「僕のテーマは『清く正しく厭らしく』」

 

 1980年代から1990年代にかけて、深夜番組『トゥナイト』(テレビ朝日)にリポーターとして出演。新宿・歌舞伎町などを中心に、リアルな性風俗文化を伝えてきたのが、映画監督の山本晋也氏だ。そんな山本監督が、30年ぶりにメガホンを取ることがわかった。山本監督は本誌の電話取材に「久しぶりの映画撮影だけど、これが僕の本業だからねえ」と笑った。

 

 エイズ、原発問題など、つねに社会問題に向き合ってきた山本監督。今回、新たに選んだテーマは新型コロナウイルス問題だ。ある地方の農家に、東京の大学に通っていた孫娘が帰省する。そこで、孫娘が持ち込んだコロナウイルスが家族に感染したという噂が広まり、一家全員が地域から排除され、隔離生活を送ることに……というストーリーだ。閉塞空間のなかでストレスは極限に達し、そのうち、それぞれの秘密や嘘が露呈。そんな状況で、一家は差別にどう立ち向かうのかを描いた、ヒューマンエンターテイメントとなっている。

 

 

「何十年かぶりに映画を撮ることになりまして、どういう脚本にしようか、どういう内容にしようか、いろいろ迷いましたが、コロナのパンデミックをテーマにしないわけにはいかないと思いました。田舎の町の、のんびりした農家に、コロナがポンと入ってきたらどうなるのか。誰でも気にはなると思うのです。僕のテーマである“清く正しく厭(いや)らしく”。これをテーマにして、映画にします。おもしろいですよ」(山本監督)

 

 脚本は『夜明けまでバス停で』で「キネマ旬報ベスト・テン 日本映画脚本賞」などを受賞した梶原阿貴氏。クランクインは今秋の予定だ。8月5日から、制作支援のクラウドファンディングが開始されている。

( SmartFLASH )

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