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「感動の押し売り」とブーイングの嵐…いらないメディア・イベント3位「レコ大」2位「紅白」大差をつけた1位は?【500人に聞いた】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.12 06:00 最終更新日:2024.03.05 15:54
酷暑のなか、高校球児たちの熱戦が続く甲子園。特に今年の夏は、東京都心の猛暑日の日数が年間最多を記録するなど危険な暑さとなっており、そんななかでの開催に批判的な意見も多い。
「夏の甲子園」の主催は朝日新聞社と日本高校野球連盟で、NHKやテレビ朝日系で中継される「メディア主導」イベントの代表的存在だ。
新聞社や放送局などのメディアが主導し、読者・視聴者に働きかけて多くの動員を実現するーー近年、そんな「メディア・イベント」に対し、疑念を抱く声も少なくない。
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そこで本誌は、独自のアンケート調査を実施。「メディア・イベント」のなかで、もっとも「いらない」「問題がある」のはどれかを、全国の20代から50代の男女500人に聞いた。対象としたのは、特に批判の多い7つだ。
では、「いらないメディア・イベント」トップ3から見ていこう。
【第3位】日本レコード大賞(67票)
主催は公益社団法人日本作曲家協会で、TBSが後援。1959年創設。大晦日のNHK紅白が始まる前の時間帯で生中継され、高視聴率を獲得してきた。賞の権威も高まったが、1980年代半ばから受賞を辞退するアーティストが増加。賞の存在自体が疑問視されるようになった。2006年からは開催が12月30日に繰り上げられている。
「いらない」理由は、
「そもそも選考に疑問。有力事務所の所属タレントばかり受賞するなど茶番」(50代女性・東京都)
「あまりに出来レース感が強すぎる。もっとも売れた人が受賞していない」(30代男性・埼玉県)
「もはや役割を終えたイベントでしょう」(30代男性・東京都)
【第2位】NHK紅白歌合戦(87票)
日本の大晦日の風物詩。1951年に放送が始まり、2023年は第74回。1960年代から1980年代前半にかけては70~80%の高視聴率を記録した。2022年の視聴率は、前半31.2%、後半35.3%(ビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区)。
「親世代(70・80代)は知らない人ばかりと文句、娘はスマホしか見ない。もはや家族団らんはないので不要」(50代女性・神奈川県)
「製作費がかかりすぎ。受信料の使い方としてどうか」(40代女性・千葉県)
「多様性の時代に、男と女で分けるやり方がそぐわない」(30代女性・東京都)
【第1位】24時間テレビ(日本テレビ系)207票
2位以下に大差をつけてしまった、日テレ夏の風物詩。1978年、「愛は地球を救う」をキャッチフレーズに放送が始まり、2023年で46回め。
「視聴者からは募金を募ってるくせに、出演者にはギャラが支払われている矛盾。偽善だと思う」(40代女性・大阪府)
「感動の押し売りとしか思えない」(30代男性・広島県)
「感動ポルノ。チャリティー番組というなら、製作費すべて寄付すればよい」(40代男性・神奈川県)
「お涙ちょうだい企画とジャニーズタレントが不要。放送終了に合わせたマラソンゴールもわざとらしい」(40代女性・群馬県)
2023年は8月26・27日放送だが、恒例のマラソン企画についてはその有無も、挑戦者も発表されていない(8月11日現在)。サプライズで発表があるという噂もあるが、いずれにしても批判は必至だろう。
第4位以下は、次のとおり。
【第4位】M-1グランプリ(主催・吉本興業、朝日放送)48票
「お笑いで勝負する必要はないと思う」
「マンネリ化しているかな」
【第5位】夏の甲子園(主催・高野連、朝日新聞)37票
「灼熱の暑さのなか、やる意味はない」
「危険と散々言われているのに平然とやらせる神経を疑う」
【第6位】箱根駅伝(共催・読売新聞)36票
「関東の大学の大会で全国大会じゃない」
「しばらくテレビが駅伝の宣伝ばかりになり、うんざり」
【第7位】春の甲子園(主催・高野連、毎日新聞)18票
「夏があれば十分」
「1、2年生だけでやる意味ある?」
( SmartFLASH )