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デヴィ夫人「1日5回歯磨き」に歯科医が警告「やりすぎると歯周病・口臭・虫歯・歯の変色リスクが」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.26 14:45 最終更新日:2023.08.26 14:47
8月22日、都内でおこなわれた歯科検診啓発運動「健康ニッポン!プロジェクト」始動発表会に登場したのは、デヴィ夫人(83)。日本人が80歳のときに残っている歯の平均は15本といわれるが、デヴィ夫人は28本すべてが自分の歯であると明かした。
デヴィ夫人は「お医者さまに奇跡だと言われました」とエピソードを披露。家には歯ブラシが20本ほどあり、それを使い分けているという。さらに歯磨きは1日5回しているとも明かした。
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イベントで「歯は人格やパーソナリティを表す、いちばん大事な部分。日本人は歯に対しての意識が足りない」と強く主張していたデヴィ夫人だが、じつは「1日5回歯磨き」にはリスクがあるという。
東京都足立区にあるオレンジ歯科・村上明日香院長がこう話す。
「口腔内には300~700種類の細菌が大量に生息しているといわれます。細菌の量は、歯をよく磨く人でも1000~2000億、ほとんど磨かない人では1兆個も住みついているといいます。歯を磨くことは重要なのですが、それでも、磨きすぎにはリスクがあるんです」
村上院長は、デヴィ夫人の歯磨きについて、多くのリスクをあげた。
「まずは、歯のエナメル質の摩耗です。歯の表面にあるエナメル質は歯を保護し、感覚や外部刺激から守る役割を果たしていますが、頻繁に磨くと、歯のエナメル質が削れてしまう可能性があります。これにより、歯が敏感になったり、虫歯や歯の変色のリスクが増加したりすることがあります。
また、過度な力や硬い歯ブラシで歯磨きをすると、歯茎を傷つける可能性があります。それにより、歯茎が炎症を起こし、歯肉炎や歯周病の原因になることもあります」
さらに村上院長は、歯の根元が露出することで痛みや過敏症が増加する可能性もあるとした。
過度な歯磨きリスクはまだある。
「頻繁な歯磨きは、口内の正常な細菌バランスを崩すことがあります。これにより、口臭などの原因となりうる悪玉菌の増殖を促進してしまうかもしれません。
こうしたデメリットを考えると、歯の健康を保つためには、適切な回数と方法での歯磨きが重要です。歯科医の指示に従うことが大切ですが、通常は1日3回、食後の歯磨きが推奨されます」
なにごとも「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」ということか。
( SmartFLASH )