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DJ SODA「セクハラ事件」にトップ女性DJ「外見批判は的外れ」も「興奮状態のファンに近づくリスク」を指摘
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.26 18:10 最終更新日:2023.08.26 18:18
大阪・泉南市でおこなわれた音楽フェスティバルで、韓国の人気アーティストのDJ SODAが胸をさわられるなどのセクハラ行為を受けた事件は、2週間が経過したいまなお、物議を醸している。
フェスティバルの主催会社は、不同意わいせつなどの疑いで男女3人を刑事告発し、大阪府警は、20代の男性2人と女性1人に任意で事情聴取をおこなっている。3人は容疑を認め謝罪。今後、府警は不同意わいせつ罪での立件の可否を検討するとした。
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この事件を同業のDJはどう見ているのか。海外でも活躍し、日本を代表する女性アーティストのDJ KAORIに話を聞いた。
「DJ SODAさんが露出の多い衣装を着ていたことへの批判がありますが、ステージ上でどういう格好をしようが、本人の自由です。マドンナとかビヨンセを見ても、そういう格好をしていない人のほうが珍しい。外見を批判するのは的外れです」
もちろん加害者の行為は許されないが、DJ SODAさん側にも配慮すべき点はあったという。
「許可なく人の体にさわったりするのは、絶対によくないことです。ただ、パーティで興奮状態のファンの元に行けば、そういうリスクにあうことは否めないんじゃないでしょうか。あそこまで客席に近寄ると、群衆事故につながる可能性さえあったと思います。それを考えたら、もうちょっと距離を取って接するべきでした。実際に観客に向かってダイブするアーティストはいて、もしそれで怪我をしても、観客を責められないでしょう。自己責任だと思います。
今回、悪意のあった人は誰もいないと思うんです。運営側も、しっかりフェンスを作って安全にイベントを進行していたし、SODAさんもお客さんをあおるつもりで近寄ったわけではなかったはず。ただ、SODAさんは無理やり引っ張られて連れ込まれたわけではないし、絶対にさわられたくないなら、自分で未然に防ぐことはできた。お客さんも柵を飛び越えたりせず、その内側で楽しんでいたので、あの行為で、性犯罪者のレッテルを貼られて生きていくのは荷が重すぎるし、かわいそうです。なんとかことを丸く収めてほしい」
フェスティバルに参加していたという「青汁王子」こと三崎優太氏は、加害者男性2人に自身のYouTubeチャンネルで謝罪させ、さらに彼らが警察署に出頭する際に同行した。三崎氏も、「この一件で2人が人生を棒に振ることはない」と語る。
「私のInstagramに、加害男性のひとりが勤める会社の社長からDMが届き、本人に謝罪する機会を与えてほしいと依頼があり、承諾しました。加害男性は20歳と21歳。私のYouTubeに出た後、主催者にも謝罪に行きました。できれば、主催者には刑事告訴を取り下げてほしい。もちろん被害者の意向が最優先だと思いますが、加害者の行為はどの程度のものだったのか。きちんと謝罪しているので、被害者も納得してくれるのではないでしょうか」
各氏とも事件の穏便な解決を望んでいるが、果たしてDJ SODAさんと加害者側は和解することができるのか。
( SmartFLASH )