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大谷翔平も受けた「PRP治療」薬丸裕英が術後の「腫れ、熱、痛み」を告白 医師は「作用している証拠」と解説

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.08.27 06:00FLASH編集部

大谷翔平も受けた「PRP治療」薬丸裕英が術後の「腫れ、熱、痛み」を告白 医師は「作用している証拠」と解説

 

 8月20日、薬丸裕英が自身のブログを更新し、肘に包帯が巻かれた痛々しい写真を公開した。

 

「テニス肘が治らない」とかねてから告白していた薬丸は、「大学病院で新しい治療法PRP(多血小板血漿)療法」を受けたことを説明。19日のブログでは、治療後、注射を受けた箇所に腫れと熱の症状が出ていることを明かし、「2週間~2カ月くらいたつと痛みや腫れが引くそうです」「今は痛み止めが効かないです…」と苦しい現状をつづっていた。

 

 

 薬丸が言うようにPRP治療は、新しい治療法だが、海外ではヨーロッパや米国を中心に、以前より広く行われている。2018年6月にも大谷翔平選手が右肘靱帯の部分断裂の治療のためPRP治療を受け、復活を果たしている。2023年8月24日に公表された、右肘内側側靱帯の損傷の治療の選択肢としても、PRP療法が上がっている。

 

 PRP治療法の詳細について、福住整形外科クリニック院長、亀田和利医師が解説する。

 

「PRP療法は、患者自身の細胞を患部に注射することによる、自然治癒力を用いた再生療法です。大谷選手の場合、肘の靭帯が部分断裂だった場合に効果があると思います。もし完全な断裂を起こして投手を続けたいのであれば、手術に踏み切る可能性が高いでしょう。バッターだけであれば、肘にそんなに負担がかからないので、手術せずに保存的に治療して、早期に復帰するでしょう。

 

 PRP療法には、重篤な副作用がないのが特徴です。治療の正常な反応として、一時的な痛みや腫れが出ることがありますから、薬丸さんの痛みもこれでしょう。

 

 これは、成長因子(血小板に含まれる、傷んだ体の組織を治す物質)の働きで起きる炎症によるものと考えられ、注射した部位に成長因子が入り、作用している証拠でもあります。痛みの続く期間は、数日から1週間以内がほとんどです。

 

 しかし、注射の技術、患者の個体差、治療部位の状態などによって異なるため、一部の患者では数週間、痛みが続くこともあります」

 

 PRP治療法を使用するうえで、亀田医師が注意すべきというポイントがある。それは、医師の技量が効果に直結するということだ。

 

「そのため、経験豊富で評価の高い医師やクリニックを選ぶことが重要です。PRP治療だけでなく、ほかのリハビリや治療法と組み合わせることで、よりよい結果が得られることがあるため、医師との細かな相談をおすすめします。

 

 肘の靭帯損傷でのPRP療法は、大谷選手のほか、ヤンキース時代の田中将大選手(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)もおこなった治療ですが、まだ新しい治療法で、エビデンスが少ない状態です。PRP治療を受ける前には、治療後の一時的な炎症をはじめとするリスクを理解することが大切です」

 

 薬丸も、メジャーリーガーと同じ苦しみを感じているに違いない。

( SmartFLASH )

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