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『みんなのうた』Hey!Say!JUMPの曲起用に「なんでこんなときに?」大河に紅白「深くて長い」ジャニーズとNHKの関係
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.01 19:15 最終更新日:2023.09.01 19:15
故・ジャニー喜多川前社長による所属タレントの性加害に揺れる、ジャニーズ事務所。事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が、8月29日に公表した「調査報告書」の内容は、あまりにも赤裸々でショッキングなものだった。
報告書では、再発防止策として、ガバナンス不全の最大の要因のひとつである同族経営の弊害を防止するため、藤島ジュリー景子現社長に「辞任すべき」という言葉を突きつけている。そのため「辞任やむなし」という声だけでなく「社名を変更をするのでは」「所属タレントの大量流出、他事務所への移籍が起こるのでは」など、さまざまな観測が流れている。
そのなか、NHKが長寿番組『みんなのうた』で、10月~11月に放送する新曲に「Hey!Say!JUMP」の『だいすきなきみへ』などをラインアップすることを、9月1日に発表した。 『だいすきなきみへ』は、犬の目線で飼い主への思いをつづった楽曲で、映像は、動物の絵を数多く手がける、アーティストの小野裕人氏が担当するという。
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「おそらく、起用の交渉は半年前くらいから始まっていたと思います。つまり、一連の性加害問題が大きく取り上げられる前のことです。Hey!Say!JUMPは『NHK紅白歌合戦』に2017年から2020年まで出場していますし、『勇気100%』『夢色』『やんちゃなヒーロー』はNHK教育(Eテレ)のアニメ『忍たま乱太郎』のテーマソングにもなっています。NHKとのつき合いは長くて深いのです。
実際、ジャニーズとNHKの関係は民放よりも強く、放映中の大河ドラマ『どうする家康』の主演は松本潤。信長役に岡田准一が出演しています。『なにわ男子』の長尾謙杜、ジャニーズJr.の作間龍斗なども出演しています」(芸能記者)
スポンサーの意向が反映される民放と異なり、国民からの受信料で成り立っているNHKが忖度してきた“罪”は、より重いという指摘はネット上にも多い。Hey!Say!JUMPの『みんなのうた』起用を報じたネットニュースにも《わざわざなんでこんな時にジャニーズ?》《事務所が改革案を実践するまで、一旦、タレント起用はお休みにするのが良識ある企業の態度だろう》といった声が寄せられている。
所属タレントにはもちろん、罪はない。しかしこのタイミングでのジャニーズ起用に、公共放送の「見識」が問われることは、間違いない。
( SmartFLASH )