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石橋蓮司に岸部一徳…共演者が絶賛する「名脇役」の存在感

エンタメ・アイドル 投稿日:2017.09.07 11:00FLASH編集部

石橋蓮司に岸部一徳…共演者が絶賛する「名脇役」の存在感

相島一之は石橋蓮司を絶賛

 

 大杉漣や遠藤憲一などの “名脇役” 6人を主演に据えたドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系・2017年1月~4月)がブームになるなど、ふだんは助演として作品を支える俳優たちが、いま、かつてないほど注目を集めている時代だ。

 

 そもそも脇役とは何か。三谷幸喜作品に欠かせない俳優・相島一之は語る。

 

「『主』に対しての『脇』というイメージを持たれるかもしれません。ですが本来の脇役とは、存在感を出しながらも邪魔をしないで、作品のなかで自分の生きがいや立ち位置を見つけている役者のことをいうのだと思います」

 

 では、芸能界で自らの “立ち位置” を築いてきた名優たちが認める “名脇役”とは誰なのか。相島は、石橋蓮司、柄本明、佐藤B作の3人を挙げた。

 

「蓮司さんが登場するだけで、作品の格が上がる感があります。柄本さんはコメディからシリアスまで、その存在感たるや揺るぎがありません。佐藤さんは、振り絞るように芝居をする生きざまに打たれます」

 

『あぶない刑事』(日本テレビ系)シリーズで長く “落としのナカさん” を演じたベンガルも石橋蓮司を挙げた。そしてともに劇団「東京乾電池」を結成した柄本明を挙げた。

 

「石橋さんは、見ているだけでいくつもの物語や役が想像できる、そういうものを持っている人。柄本さんはその場面の役者の芝居を、一歩下がってきわめて冷静に見ることができる稀有な才能の持ち主です」

 

 ベンガルが絶賛するのが岸部一徳。

 

「何を演じても品があります。重心が低く、心だけで(芝居を)作ってくるので、(表面的に)演技を作る役者ははじかれます」

 

“嫌な男” を演じさせると右に出るものがいない木下ほうかも、岸部一徳を「断トツ」だと言う。


「誰にも真似のできない絶対的な独自性があります」

 若手俳優にも注目している。

 

「高橋一生さんは想像の範囲を超えた演技をしてくれて、いい意味でいつも裏切られます。もう一人は、瀬戸康史さん。『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系・2008年)からの成長ぶりが半端ない。とくに最近の舞台がいいですね」(木下)

 

●相島一之が選んだ3人
石橋蓮司
「蓮司さんが登場するだけで作品の格が上がる感がある」
柄本明
「コメディからシリアスまで存在感たるや揺るぎがない」
佐藤B作
「振り絞るように芝居をするその生きざまに打たれる」

 

●ベンガルが選んだ3人
岸部一徳
「何を演じても品がある。心だけで(芝居を)つくってくる」
石橋蓮司
「見ているだけでいくつもの物語や役が想像できる」
柄本明
「芝居を一歩下がって冷静に見ることができる稀有な才能の持ち主」

 

●木下ほうかが選んだ3人
岸部一徳
「誰にも真似のできない絶対的な独自性がある」
高橋一生
「想像の範囲を超えた演技でいい意味でいつも裏切られる」
瀬戸康史
「特に最近の舞台がよく今後の期待もこめて選出」
(週刊FLASH 2017年8月22日・29日合併号)

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