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サザン桑田、外苑開発の批判ソングを発表「神宮外苑はふるさとのような場所。非常にもったいない」…坂本龍一、細野晴臣らに続き芸能界でも反対続々

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.04 18:00 最終更新日:2023.09.04 18:00

サザン桑田、外苑開発の批判ソングを発表「神宮外苑はふるさとのような場所。非常にもったいない」…坂本龍一、細野晴臣らに続き芸能界でも反対続々

開発が進む神宮外苑(写真:AP/アフロ)

 

 9月2日、サザンオールスターズ新曲「Relay~杜の詩」が初オンエアされた。ラジオ『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM系)で桑田佳祐が歌詞を朗読。その後に曲が流された。桑田は、この曲ができた経緯をこう説明する。

 

「神宮再開発という問題がありまして、私もよく知らなかったんですけど。じつは3月にお亡くなりになりました坂本龍一さんが、いろいろ提示していたこと。それを受け止めて作った曲と言っていいと思います」

 

 

「神宮外苑というのは、サザンオールスターズも45年間、ビクタースタジオで音楽を作ってきた。この界隈には思い入れがあって、ふるさとのような場所」

 

「私なりに調べてみて、非常にもったいない気がするなと思った。この歌詞のなかに思いは詰め込んだつもり」

 

 美しい杜(もり)がアスファルトで覆われるのか、とする歌詞はサザンの公式ホームページで公開されている。

 

 音楽評論家の湯川れい子氏は自身の「X」に、

 

《とても深く共感出来る、素晴らしい歌詞です。ぜひ、小池都知事にも聴いて、考え直して頂けないかと願っています》

 

 と投稿。神宮再開発の見直しを求めている経営コンサルタントのロッシェル・カップ氏も同じく「X」で、

 

《サザンオールスターズ 桑田佳祐 の新曲 「#Relay〜杜の詩」は本当に素敵! 歌詞をしっかりと読んで下さい:》

 

 と呼びかけている。

 

 東京・明治神宮外苑の再開発をめぐっては、多くの著名人が反対の声をあげている。

 

 2023年3月に亡くなった坂本龍一は、生前、計画中止を求める手紙を小池百合子・東京都知事に送っている。その手紙には「目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません」と書かれている。

 

 YMOで坂本と活動をともにした細野晴臣は、計画中止を求めるサイトのインタビューに応じて「もう再開発にはうんざりしています」「心配を通り越して絶望しています」と答え、反対の立場を明確にしている。

 

 このサイトではほかにも、女優の鶴田真由、歌手のUA、作家のいとうせいこうらが登場し、反対の声をあげている。

 

 ヤクルトスワローズのファンとして知られ、神宮球場の近くに住む作家の村上春樹も反対派のひとり。6月のラジオでは「個人的に強く反対しています」「緑あふれる気持ちのよいジョギングコースを、すてきな神宮球場を、どうかこのまま残してください。一度壊したものって、もう元には戻りません」と話し、計画の中止を訴えている。

 

 明治神宮外苑の再開発では、すでに神宮第2球場の解体が始まっている。桑田は新曲で「遺志を継ないで」と計画見直しを訴えているが、このメッセージは届くのかーー。

( SmartFLASH )

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