ファンからは「許さない」の声も…コーセー、ジャニーズタレントの「移籍」言及を訂正の右往左往

 

　9月19日、化粧品大手のコーセーが、ジャニーズ性加害問題をめぐる発言を訂正し、謝罪した。

 

　ジャニーズ事務所と契約している各企業が、続々とCM打ち切りや契約更新の取りやめを発表しているなか、SnowManの目黒蓮らを起用しているコーセーは、契約更新はしないと発表。その一方、タレントが活躍の場を失う状況を懸念しているとし、《他社への移籍や、ガバナンス体制の整備された別組織の設立などの方策によって、早急に対応すべき》（公式サイトより）と要請していた。

 

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　他企業より一歩踏み込んだ姿勢を見せた形だが、ジャニーズファンからは「圧力じゃないか」といった反発の声が相次いでいた。結果、19日に公式サイトを更新したコーセーは、《一部の方から「タレントやスタッフに移籍を促すのは僭越であり、起用する側からの圧力と受け取れる」とのご指摘をいただきました。》として、コメント文から移籍を求める部分を削除するとした。

 

《あくまでもジャニーズ事務所に対し、タレントやスタッフの皆さまが早期の活躍が再開できるよう取り得る選択肢を早急に準備すべきという趣旨であり、タレントやスタッフの皆さまに対して、移籍などの行動を促す意図は全くありません》と説明し、《誤解を招く表現だった》と謝罪している。

 

「CM契約が両社の間にある以上、企業として当然の対応ではありました。しかし、発表から5日ほどで謝罪に追い込まれるとは、コーセーとしても対応に苦慮しているのでしょう。実際、SNSでは《コーセーはもう買いません》と不買運動まで起きており、今回の謝罪でもそうした動きは収まらなさそうです」（芸能記者）

 

　SNSでは、「おかしいことは言っていない」とコーセーの対応を支持する人々、「絶対に許さない」と反発する人々で、意見は真っ二つになっている。

 

　コーセーを支持する人々からは、こんな声があがっている。

 

《KOSE何も間違った事言ってなかったのに無駄に謝罪させられて、もう二度とJに関わりたくないだろうね》

 

《謝罪しないで姿勢を貫けば良いと思うんだけどな。事務所に対してNOなんだから、事務所からの移籍に言及する企業だって出てきて当然だと思うけどな。》

 

《タレント云々じゃなく企業とジャニーズという法人と法人の契約。イメージ戦略でタレントという商品を買うのだから、スポンサー企業が進言するのも当然。別にサッと逃げても良いのよ。KOSEが譲ってるの、そこを勘違いしたらいかん。》

 

　一方、「許さない」派からはこんな声も。主にはジャニーズファンが怒りをあらわにしている。

 

《意図がないのになぜ言った？許さないよKOSE。「移籍しろ」とはソロでCM出演しているタレントに向かってグループから脱退しろと迫ったも同然。御社は他社の経営に口出ししたんだよ。》

 

《遅いよ　私は一部化粧品KOSE買ってたけど、もう買わない。今は優秀なコスメたくさんあるからね。サントリー含め、影響力があって人目につく方が、罪のないタレントに対して、二次被害を助長させる発言、行きすぎた発言はさすがに見過ごせないです。》

 

《KOSEさん、今更謝っても遅いよ。それに、世間に謝るんじゃなくてジャニーズタレントに頭下げてほしい。プライド持って頑張ってるんだよ。騒がれてしまったから謝ろう、としか思ってないんだろな。》

 

　ビジネスにおける正論が、ファンにとっての正論とは限らない。事態が大きいだけに、さまざまな立場からの思いがぶつかり合ってしまっているようだ。

( SmartFLASH )