性加害問題をめぐり、窮地に追い込まれつつあるジャニーズ事務所。木村拓哉が主演を務める人気ドラマシリーズ『教場』(フジテレビ系)は、「番組制作上のトラブル」で撮影延期となったことが報じられた。
9月におこなわれたジャニーズ事務所の会見後、各企業が次々とCM打ち切り・契約更新なしという姿勢を見せた。こうした動きは民放の番組にも広がりつつあるようで、来年放送予定だった『教場』のスペシャルドラマ撮影は、スポンサー側から難色を示されストップしたと、24日付の『東スポ』が報じている。
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「『教場』のスポンサーには、花王やサントリー、大和証券、Spotifyなどが名を連ねていますが、なかでも花王やサントリーは、ジャニーズ騒動に強い姿勢を見せている企業です。
実際、サントリーの社長は、事務所の体制次第では番組スポンサーを降りる可能性もあると『朝日新聞』の取材で発言。花王がスポンサーとなっている『A-Studio+』(TBS系)では、Sexy Zone・中島健人さんの収録がいったん見合わせとなったことも報じられました。世の中の流れは、“ジャニーズ拒否” の方向に舵が切られています」(芸能記者)
さらに、25日の『週刊女性PRIME』では、『教場』出演予定だったキャストが、何人か降板を申し出たとも伝えられた。共演によるイメージダウンを避けるためでは、という声もあがっており、制作が危ぶまれているという。
「これまで、どちらかといえば、ジャニーズ事務所は “共演NG” を突きつける側でした。9月の会見では、事務所からメディアに対する圧力や、メディア側の事務所に対する忖度で、元ジャニタレや競合グループが現役ジャニタレと “共演NG” となっている状況についても質問が飛びました。
東山社長は『忖度は必要ない』と明言し、事務所とメディアが対等であるべきとの認識を語りましたが、いまでは他事務所や企業から拒否され始めるという “巨大なしっぺ返し” を食らうことに。今後、こうした流れは加速しそうです」(前出・芸能記者)
10月2日に予定する会見で、世間を納得させる新体制を見せることができなければ、さしものジャニーズ帝国にも崩壊の危機が訪れそうだ。
( SmartFLASH )