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「公共放送の体を成してない」NHKに相次ぐ厳しい指摘…“ジャニーズ部屋”問題に局長が「特殊なことではない」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.28 15:46 最終更新日:2023.09.28 15:57
「それは別に、特殊なことではありません」
9月27日に行われたNHKの定例記者会見。“ジャニーズ部屋”について記者から聞かれた山名啓雄メディア総局長はこのように答えた。
9月26日発売の本誌も、“ジャニーズ部屋”について報じている。NHKの本部である渋谷の放送センターの西館に、“魔の7階リハ室”と呼ばれたジャニーズ専用の部屋が用意されていたのだ。
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NHK関係者は本誌に、件の部屋についてこう明かしている。
「NHK職員はほとんど近寄らず、お菓子の自動販売機に群がる“子供たち”と、ジャニー氏が自由に闊歩する異様な空間でした。局内の一部の関係者の間では有名な話ですよ」
さらに、性被害当事者である大島幸広氏も同部屋を利用した記憶があったと明かしており、同じく二本樹顕理(にほんぎ・あきまさ)氏にいたっては「この部屋でジャニー氏が、小学生のメンバーを膝の上に乗せていました」と証言している。
27日の会見で、山名局長は「ジャニーズ部屋という言葉があるのは知らないが、そういう言い方をされた方がいるのであれば、そのことを指しているのかなと思う」「一般的に何年も続いているドラマや音楽番組であれば、恒常的にリハーサル室が必要になる。それはジャニーズ事務所とは関係ない。必要に応じて、さまざまな番組でリハーサル室を使っている」としている。
しかし、ネット上では山名局長の説明に疑問を投げかける声が多く見られる。
《何年も続いている番組など,他にもいくらでもあるが,同じ対応してるの?》
《民法ならまだしも、公共放送がそんなうわさをされる事自体が異常。 公共放送の体を成してない》
《ジャニーズにだったら何でも無条件に与えますと宣言してるみたい。どうして?数ある芸能事務所のうちのただの一つの会社ですよ?》
さらに、会見では『紅白歌合戦』にも言及が及んだ。
2004年に東京高裁がジャニー喜多川氏の性加害を認定、その後、最高裁で確定したのだが、同事務所からの紅白歌合戦の出場タレントは増え続け、2015年、2020年には過去最高の7組が出場している(2020年はコロナ禍でひと組が出場辞退)、2022年にも6組が出場している。
山名総局長は「この問題に関して、人権を侵害する重大なことという意識がすごく薄かった」と反省のコメントを口にしていたが、ある職員はこう指摘する。
「上層部のジャニーズ問題に対する認識は甘すぎる。企業CMが流れないNHKだから世間の感覚とズレがあるのは明白です。このままではNHKの人権に対する考え方にも疑問符がつきます」
この“ズレ”を、どう解消していくのだろうかーー。
( SmartFLASH )