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“ジャニーズゼロ”の紅白で「視聴率低下」局員の懸念…「打ち切り」危惧する声も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.28 19:09 最終更新日:2023.09.28 19:33
「これまでNHKは番組制作でジャニーズに依存しすぎました。その『恩返し』のひとつとして、紅白歌合戦の大量出場があったんです。2009年からは毎年4~7組が出場しています。ひとつのプロダクションからこんなに大量のタレントが出るなんて異常ですよ」(NHK職員)
ジャニー喜多川氏の性加害をきっかけに、局内ではこうした「ジャニーズ偏重」に批判が渦巻いているという。
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そんななかNHKは、9月27日に定例記者会見を行い、稲葉延雄会長(72)がジャニーズ所属のタレントについて「新規の起用に関しては、被害者への補償や再発防止取り組みが着実に行われていることが確認できるまで当面行わない」と明言した。
同日に放送部門トップの山名啓雄メディア総局長も会見、記者から「ジャニーズは『紅白ゼロ』か」と問われると「新規の出演依頼に関して当面行わないので、解除されないとそういうことになります」と説明した。司会者についても同様の措置になるという。
大手芸能プロダクション社員が「今年の紅白は“ジャニーズゼロ”になる可能性が限りなく高い」と打ち明けて続ける。
「幹部クラスのNHK職員によれば『局としてはとりあえず10月2日に予定されているジャニーズ事務所の会見を待つことになるが、経済界などがCM起用に厳しいなか、紅白歌合戦にジャニーズタレントを出すのは難しいだろう』とのことです」
さらに局内では「このまま紅白歌合戦は打ち切りになるのではないか」と危惧の声が出ているのだという。
「最大の理由は視聴率と制作費です。2022年の視聴率は第1部31.2%、第2部35.3%。このところずっと30%台です。時代はがらりと変わってはいるものの、80年代中頃までは80%台でしたから、“凋落”も激しい。
制作費と視聴率は密接な関係で、視聴率が上がれば制作費も増えます。NHKは大河ドラマで1話5000万円から7000万円、観客を入れる音楽番組で約5000万円の制作費だと言われています。しかし、紅白歌合戦の制作費だけはトップシークレット、部外秘です。一般の職員ですら詳細を知ることはありません。
制作費を確保するには視聴率がマストなわけですが、ジャニーズのタレントが出演しないとなると“痛手”です」(NHK職員)
そこに輪をかけるのが、『紅白』の“不要論”だ。前出の職員は、視聴者から毎年のように「受信料の無駄遣いだ、紅白歌合戦はもうやめろ」という声が届いていると明かす。
ネット上でも、紅白への苦言は多く見られる。
《そもそも今迄がジャニタレだらけで異常だった》
《忖度が不信を生み受信料の徴収率にまで影響するのを避けた形でしょう》
《紅白を全世代に観てもらいたいと思ってるなら、何故今まで司会者から出場者からジャニーズばかりで固めてたのか》
70年を超える番組の歴史に終止符が打たれる日も近い……?
( SmartFLASH )