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木村拓哉『教場』撮影延期は「スケジュールの問題」フジ専務がフォローするも隠しきれない「ジャニーズとの共演拒否」問題
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.30 17:48 最終更新日:2023.09.30 17:50
いまや木村拓哉の新たな代表作となったフジテレビ系ドラマシリーズ『教場』。多くのファンが待ち望んでいる新作だが、その撮影延期の理由を、フジテレビの大多亮専務取締役が明らかにした。
ジャニーズ事務所の所属タレントについては、これまで広告起用していた企業が続々と新規契約を結ばない声明を出し、9月27日には、NHKが事務所の性加害問題への対応が進むまで、新規起用を見送る方針を示していた。
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9月29日、フジテレビがおこなった定例記者会見で『教場』についての話題があがると、大多氏は「この秋に収録し、来春には放送したいと編成と制作が動いていたことは事実です。延期にいたったのは、スケジュールの問題もありました」と話した。
芸能記者が、こう話す。
「延期理由を『脚本の内容』『予算』『ロケ現場』など、調整しなければならない “副次的事情” としたのは、どこか歯切れの悪い印象でした。
スポンサーなどの影響はいっさいないと明確に否定しましたが、ドラマの内容変更はおおまかですが認めた形です。そうなると、『教場』には、どうしても “共演拒否報道” がチラついてしまいますね」
『教場』は2020年1月に特別ドラマとして放送されたのを皮切りに、2021年に第2弾、そして2023年4月からはフジテレビの “月9” にて、『風間公親-教場0-』が放送され、新垣結衣、白石麻衣など人気女優も出演している。
しかし、9月25日に「週刊女性PRIME」が、『教場』出演予定だったキャストが何人か降板を申し出た、と報じている。ジャニーズ事務所に所属する木村との共演によって、イメージダウンを避けるためだというが、フジテレビの会見はこれをフォローしたようなものだった。
「9月7日の会見で、東山紀之新社長が『忖度は必要ない』と明言したように、これまでは、今後のジャニーズ事務所との関係や “視聴率が取れる” という固定観念からジャニーズが優遇され、それにほかの事務所のタレントがつき合わされるという状況が続いてきました。
ただ、今後はそれを考える必要もなくなりました。他事務所のなかでは、これまでの “ジャニーズ一強” をよく思っていないところもあり、マイナスイメージのジャニーズ事務所に無理につき合う必要もないと考えるところも増えていくでしょう」(前出・芸能記者)
フジテレビでは「嵐」5人がMCを務めていた『VS嵐』の後継番組『VS魂グラデーション』が9月末に終了し、15年の歴史に幕を下ろしたばかり。10月26日からは、相葉雅紀がMCを務める『木7◎×部(もくしちまるばつぶ)』がスタート予定だが……。
「ジャニーズ所属タレントがメインの番組が始まるには、あまりにもタイミングが悪く、こちらも内容変更などの可能性は否定できません」(制作会社関係者)
タレントに罪はないと言うが……。
( SmartFLASH )