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「『VIVANT』知らない」30代急増! 二宮和也&大沢たかお&中谷美紀の“月9”視聴率1ケタスタートもやむなしの現実
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.10 18:37 最終更新日:2023.11.20 08:41
10月9日、“月9”と呼ばれるフジテレビ系の月曜夜9時台のドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』がスタートした。
話題になったのは、二宮和也、大沢たかお、中谷美紀のトリプル主演だ。
「それぞれ単独でもゴールデン・プライム帯の連続ドラマの主演を張れる大物俳優たちが3名、集結したのにくわえ、江口洋介さん、佐藤浩市さんと、脇を固めるのも名のある方ばかり。非常に豪華な作品になっています。ストーリーも、クリスマスイブの1日だけで展開する3つの物語が交錯する“伏線回収モノ”のサスペンスとあって、多くの視聴者から支持されそうな内容でした。
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しかし、初回の視聴率が思った以上にふるわない結果になったんです」(芸能記者)
初回は30分拡大で、1時間半の放送だったが、視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と、2ケタに届かず。
7月クールの“月9”だった『真夏のシンデレラ』の第1話視聴率が6.9%だったことに比べれば、上昇している。しかし、若手キャストが主体だった前作に対して、俳優陣に力を入れている『ONE DAY』は、期待度は段違いだった。
テレビ番組の視聴率低下が叫ばれて久しく、放送中に一度も2ケタ台を記録できずに終了するドラマがほとんどになってきた。
「そんななかでも、TBS系の日曜劇場『VIVANT』のように、安定して2ケタ視聴率を記録する番組もありますが、そういったドラマは、最初から“高齢者”を狙い撃ちしていないとダメですよ」
と残念そうに話すのは、30代のテレビ局関係者だ。
7月クールでは、最終回に最高視聴率19.6%を記録した『VIVANT』のほか、『刑事7人 Season9』『ハヤブサ消防団』の2作品だけが、視聴率10%以上を記録した放送回があった。ほかに『科捜研の女23』『シッコウ!!~犬と私と執行官~』も10%近い視聴率を記録したことがあったが、『VIVANT』以外の4作品は、すべてテレビ朝日系のドラマだ。
「テレビ朝日のドラマ枠は、高齢層が習慣的に視聴している者が多いために視聴率が高くなっているというのは、以前から有名な話です。
しかも7月クールは、シリーズもの2作品以外にも『ハヤブサ消防団』は池井戸潤氏の原作という“ブランド”が効いていましたし、『シッコウ!!』も、鉄板のお仕事ドラマで、得意の年齢層をしっかり捕まえていたと思います。
それで言うと、『VIVANT』の視聴者も、年齢層が高めだったと思いますよ。久々の話題作となって、テレビ業界はまさに熱狂していましたが、他業種に勤める同世代の知人たちの反応は違いましたからね……。
僕が『VIVANT』のことを尋ねても、そもそも『え、ヴィヴァン?』という反応で。ドラマの内容はまったく知らないですし、最近、会った30代、5人中5人が『あれって、“ヴィヴァント”って読むものだと思っていた』という反応ですから。
けっしてドラマを観ない人たちではないですが、話題となった作品ですら、配信で後から観ればいいということが多いそうです。
本放送でドラマを観るのは、もう40代以上しかいないんだな……と痛感した出来事でした」(前出・テレビ局関係者)
あれだけ話題になった作品でも“乖離”が起きているのであれば、豪華作品の視聴率が伸び悩むのも、やむなしだろう。
( SmartFLASH )