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「白米抜き半年」中居正広が明かした「50代のダイエット」に医師が警鐘「過度な炭水化物制限より玄米を!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.13 18:36 最終更新日:2023.10.13 23:57
およそ6年ぶりのダンスを披露した、ソフトバンクのCMが話題となっている、タレントの中居正広(51)。軽快なダンスの裏には、ストイックなダイエットがあったようだ。
パーソナリティを務めるラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送ほか)に出演した中居は、「ちょっと太ってみたいなあと思って……」と、半年ぶりに朝ご飯を炊いて食べた事を明かした。
中居といえども、50代ともなればダイエットは難しくなると思われるが、「白米抜き」を半年も続けていたとすれば、さすがの“プロ根性”といったところだろう。
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しかしながら、50代が「白米抜きダイエット」を実践するには、注意すべき点があるようだ。
「白米を抜くこと自体は悪いことではないのですが、単純に、炭水化物を抜くだけのダイエットを長期間、続けていると、健康を害することがあります。長く続けるのなら、白米を玄米などに変えるほうが安心ですね」と話すのは、栄養療法に詳しいブレインクリニック名誉院長、今野浩之医師だ。
「炭水化物は、体内でブドウ糖に変わります。ブドウ糖は、脳にとって重要なエネルギー源であり、脳は全エネルギーの約20%を消費しています。一般的な食事では、米や小麦、トウモロコシ、イモ類などが、ブドウ糖のおもな供給源となっています。
むやみに炭水化物の量を制限しすぎてしまうと、脳のおもなエネルギー源であるブドウ糖が十分に供給されず、思考力や集中力の低下や、やる気や元気が出ない、といった症状が出ることがあります」
しかし、白米ばかりを食べる必要はない、と今野医師が続ける。
「代わりとして私がおすすめしているのは、玄米です。玄米は白米に比べれば、血糖値の上がり方が緩やかです。また、白米では取り除かれている胚芽部分に、抗酸化作用が高いビタミンB群や、抗ストレス作用のあるGABA、ミネラル、抗がん作用や抗脂肪肝作用などが報告されているフィチン酸、腸内環境や腸の動きを良くする食物繊維などが豊富に含まれていますので、ダイエットにも、認知症予防にも効果が期待できます」
また、玄米を食すには、白米よりもしっかりと咀嚼する必要がある。噛むことが、脳にとってよい刺激になり、唾液も分泌されて口腔内を綺麗にし、消化も助けてくれる。
キレキレのダンスでファンを湧かせている中居だが、今野医師は、50代以降の過度なダイエットは、推奨しないという。
「もちろん、中年と呼ばれる50代前後から、生活習慣病のリスクが高まりますので、適正体重を保つことは大切ですが、過度のダイエットは禁物です。脳のエネルギー不足だけでなく、やせすぎになると将来、加齢にともなうフレイル(心と体の働きが弱くなってきた状態)もおこりやすくなります。50代からのダイエットは、栄養のバランスをよく考えながら、健康的におこなってほしいと思います」
2022年、休養のため活動休止した際の、中居の激やせぶりは記憶に新しい。くれぐれも、無理はしないでほしい。
取材・文/吉澤恵理
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