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【旧ジャニーズ問題】東山紀之「会見発表」から変容…新会社「所属グループ」記載の矛盾にヒロミも違和感
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.17 20:30 最終更新日:2023.10.17 20:44
10月17日、旧ジャニーズ事務所が、新社名の「SMILE-UP.」に変更された。東山紀之が新社長、井ノ原快彦が新副社長となる。藤島ジュリー景子前社長は同社に取締役として残るが、代表権は返上したとされている。
東京・赤坂にある本社では、10月6日に英名の「Johnny & Associates」と書かれた看板が撤去され、社名変更の準備が着々と進んでいた。
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10月16日をもって営業終了となった、大阪市の「ジャニーズショップ大阪」にも、深夜までファンが集結するなど、社名変更は注目されていた。
発端は、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題の追及を受け、旧ジャニーズ事務所が2回めに開いた10月2日の会見だった。
「ジャニー氏の性加害について『人類史上、もっとも愚かな事件』と断罪していた東山新社長が、ジャニー氏との完全決別を示すために、社名と、関連するグループ名の変更を明らかにしました。そして社名変更後は、被害者の補償に専念する会社になるとも発表していました。
その代わりに、東山さんが社長、井ノ原快彦さんが副社長となって、別のエージェント会社を新設。『ジュニア』などの若手タレントは所属もできますが、主要タレントは、エージェント会社と個別に契約を結んでいくことになる、とされていました。
これを、東山さんも『大手芸能プロダクションでは初めての試み』と表現。これまで旧ジャニーズ事務所を率いてきた、ジュリー氏の影響下から離れることが強調されていたんです」(芸能記者)
社名変更の前日、旧ジャニーズ事務所のタレントたちはそれぞれ心境を打ち明けていたが、「KAT-TUN」の中丸雄一は、自身のX(旧Twitter)で、こう記していた。
《明日でジャニーズ事務所の名称が変わるらしい。そして順次、基本的にタレントは新会社に移籍となる。仕事現場的には何も変わらないが、何か卒業する感覚に近いものを覚える》
そして、迎えた10月17日に、ジャニーズ事務所の公式サイトは閉鎖され、新たにSMILE-UP.社の公式サイトがオープン。しかし、そのホームページの「会社概要」には「所属グループ・アーティスト」として、グループ名と主要なタレント名の一覧が記載されていた。
中丸がXで記していた《新会社に移籍》の新会社とは「SMILE-UP.」のことを示していたように受け取れてしまう。かりに新会社が「エージェント会社」だったとしても、デビュー20年以上の「KAT-TUN」がそこに所属していては、“日本初”とも言われた、個別のエージェント契約は、ほとんど機能していないことになる。
どちらにせよ、東山が会見で発表した内容から、大きく変容してしまうのだ――。
ホームページの記載については、タレントのヒロミも、コメンテーターを務める日本テレビ系の情報番組『DayDay.』で、この矛盾への違和感を指摘していた。
「いろいろやってるとは思うが、所属タレント。SMILE-UP.って、会見では補償する会社って話だったので(タレントやグループを)載っけちゃうと、こういうふうになるんで」
現在、SMILE-UP.のホームページは、ファンクラブ「ファミリークラブ」も結びつけられており、補償業務に専念するかは懐疑的な状態だ。
「旧ジャニーズ事務所は、企業による所属タレントの起用自粛が進んだ際に、『今後1年間、広告出演並びに番組出演等で頂く出演料は全てタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は頂きません』と発表していました。
そしてその後、エージェント会社を新設して、タレントとの個別契約方針を打ち出して『無報酬』という発表を事実上の白紙撤回としたことが、以前にもありました」(社会部記者)
10月2日の会見後には、特定の記者を「指名NG」とするリストを、会見の運営をまかされたコンサルタント会社が作成していたことが明らかになり、旧ジャニーズ事務所も「嘘をついているのでは?」と指摘される事態となっていた。
ここでまた、会見での発表内容と大きく変容した企業運営となれば、本当に「嘘つき」と呼ばれてしまっても仕方ない――。
( SmartFLASH )