「東京での公演を経て、大阪で千秋楽を迎えたのですが、舞台の最後のあいさつで、中島さんは『このような状況で、自分もどうしていいか……』と涙ぐんで、言葉を詰まらせていました。
『でも、仕事、舞台が成立するのは共演者、スタッフがいなければ成り立たないので、スタッフに拍手を送ってあげてください!』と、『ジャニーズ』という言葉を使わずに、一言一言、言葉を丁寧に選んで、感謝の言葉を述べていました。
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舞台の終わりに自分のことを話すというのは、異例中の異例ですが、泣きながら話す中島さんを見て、みなさんも暖かく拍手を送り、最後はスタンディングオベーションとなりました」(舞台関係者)
10月9日に、大阪で千秋楽を迎えた中島裕翔(ゆうと)の2年ぶりの舞台『ひげよ、さらば』。性加害問題で渦中にあるジャニーズ事務所に所属している中島は、いまの心境を語らずはいられなかったのだろう。
「舞台の間、周囲は騒動のことには触れませんでした。そういった空気を察してか、中島さん自らが声をかけに行ったり、テンションを上げて盛り上げたりしていましたね。落ち込んでいる様子も見せることなく、とにかくこの舞台を成功させるんだという、強い気持ちをみんな感じていました」(同前)
中島は、会場に集まったファンにも同様の姿勢を見せていたという。
「舞台終わりも、会場の外で待っていたファンを丁寧に見送っていました。ファンのほとんどは、涙ぐんで手を振っていました。主演を務めるジャニーズタレントが、最後までファンを見送るのは珍しいですから、やはり、騒動があってもついて来てくれているファンの大事さを感じたんでしょう」
舞台は、ほとんどの公演が満員御礼。そのプレッシャーから解き放たれたからか、都内でおこなわれた打ち上げは、大いに盛り上がったという。
「3次会まで続き、中島さんも最後までつき合ったそうです。カラオケでも、全員で肩を組んで歌ったりと、相当盛り上がったそうですが、ほとんどの人が酔っ払っていて、あまり覚えてないそうです(笑)。コロナ禍の間は、こういった打ち上げがほとんどなかったので、久しぶりでテンションが上がったんでしょうね」(同前)
こうした飲み会は、打ち上げ以外にもおこなわれていたようだ。
「公演期間中も、共演の中村梅雀さんがキャストに声をかけて、何度か飲み会をおこなう機会があったそうです。中島さんにとっても、周囲があまり騒がず、それでいて心配してくれて、ありがたかったんじゃないでしょうか」(同前)
気になる中島の今後だが、
「今後も、中島さんは舞台をやっていきたいと周囲には話をしていますし、演技も高く評価されていますから、映像の仕事が減ったとしても、舞台での仕事がたくさんあるんじゃないでしょうか。ジャニーズのなかでも、精力的に舞台に立つ人はそんなに多くはないですからね」
事務所の苦境に負けず、舞台で輝いてほしいが……。
( SmartFLASH )