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中森明菜『北ウイング』新録版公開でファン歓喜 デビュー時担当カメラマンが語る「オリコン2位の悔しさ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.31 14:08 最終更新日:2023.11.03 16:00
歌手・中森明菜が自らカバーしたヒット曲『北ウイング-CLASSIC-』が10月30日、ラジオ番組『垣花正 あなたとハッピー!』(ニッポン放送)で初オンエアされた。同曲の作曲家・林哲司氏のデビュー50周年を記念したアルバム『サウダージ』(8日発売)に収められた、新録だ。
放送開始から1時間半ほど経過した9時30分ごろ、バラード調で歌われた現在の明菜の声が流れると、X(旧Twitter)では#中森明菜がトレンド入りし、ファンは歓喜の声をあげた。
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《北ウイング聴いたぜ!! 明菜だった!! 紛うことなき明菜だった!! 泣いた!! 歌声とか曲とかよりも先に「明菜が歌ってる」って事で泣いた。》
《とても優しい変わらない歌声。明菜さんの声を聴くと心からホッとします 明菜さんが居てくれて、また歌ってくれて、ホントに嬉しくて。感謝でいっぱいです》
《明菜ちゃんおかえりなさい 今回の北ウイングは新しい時代の幕開け、そして旅立ち…! 明菜ちゃんはもう前を向いて未来に向かって歩き出してるんだね… ずっとずっと、これからも応援していきます》
中森のデビュー時に撮影を担当した、写真家のYAHIMONときはる氏が、同曲の成立経緯を語る。
「作詞家の康珍化氏は当初『ミッドナイトフライト』というタイトルを提案していましたが、明菜自身が『北ウイング』に、と主張したほど、彼女の7曲とめなるこの曲は、思い入れの強い勝負曲です。
当時、荒井由実(現・松任谷由実)さんの『中央フリーウェイ』が好きな曲だった明菜は、実際に中央自動車道を車で通ったとき、歌詞同様に右に競馬場、左にビール工場があることに感動したので、実際に存在する場所をタイトルにしたい、という考えがありました。
そこで、成田空港の北ウイングのイメージを振りつけにも自ら投映し、衣装からヘアセットまですべてセルフプロデュースをすることに。
『セカンドラブ』から継続していたオリコン最高順位1位を勝ち取る自信はあったはずですが、2位どまりの悔しい結果になってしまいました。
明菜の生みの親であり、『スター誕生!』(日本テレビ系)のチーフプロデューサーの故・池田文雄さんが、『明菜は負けず嫌いで“スタ誕”をリベンジしてスターになったほどなので、北ウイングは悔しかったはず。将来的に、歌入れし直すんじゃないかな』と私に語っていたので、作曲の林さんへの恩返しもあって、新録したのだと思います」
2017年のディナーショー以降、表舞台に姿を現わしていない中森は、今回のリリースに当たって、今回のリリースに当たって、目から下を黒い帽子で隠しながらも、柔和な表情がうかがえるプロモーション写真を公開した。現在の彼女の様子について、近しい間柄の芸能関係者が語る。
「彼女は現在、都内でホテル住まいをしています。新録については、『完成形であり始まりでもある』と言っていて、本人も満足していますよ。体調に関しては、従前、報じられてきた帯状疱疹が完全に治ったわけではないですが、知人と食事できるほど回復に向かっています」
1980年代を象徴する歌姫・明菜の完全復活が待ち遠しい。
( SmartFLASH )