旧ジャニーズ “社長就任” 報道の福田淳氏、「バットマン」配信で成功し、「のん」「井上晴美」を救った男…「ツイッター」パクって爆死したことも

福田淳氏（「スピーディ」公式サイトより）

　旧ジャニーズ事務所の東山紀之社長が、新設されるエージェント会社の社長を辞退し、代わりにコンサルティング会社「スピーディ」の福田淳社長が就任する方向だと報じられた。

　福田氏といえば、女優・のんと2016年にエージェント契約を結んだことで知られる。元事務所との独立トラブルで、芸能界を干されていたのんを復活させ、現在は「2年先まで休みなし」という状況を作り上げた。

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「福田氏は映画業界出身で、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントをへて、社内起業したソニー・デジタルエンタテインメントの社長に就任。携帯電話向けコンテンツ事業を手がけ、『バットマン』など米DCコミックス社のキャラ絵文字をダウンロードできるサービスや、携帯コミックサイト、個人向けの書籍販売支援サービスなどを立ち上げました。

　2006年、アメリカでツイッターが話題になると、翌年には、携帯電話でツイッターのようにつぶやけるサービス『しゃべったぁ』を立ち上げました。友人がいる場所を地図に表示できる機能などもありましたが、あまり話題にならず “爆死” したことも。ツイッターの日本版が登場したのは2008年なので、かなり早い時期のスタートだったんですが……。

　2017年には『スピーディ』を設立し、エージェント業や出版業、アートギャラリーの運営、リゾート施設展開など、さまざまなビジネスを手がけてきました。2020年には、結婚を機に家族で田舎暮らしを始めた女優・井上晴美さんともエージェント契約を結んでいます」（芸能記者）

　旧ジャニーズ事務所とも、無関係ではなかった。2019年には、元SMAPメンバー3人の出演に事務所側が圧力をかけた疑いで、公正取引委員会が調査したニュースが報じられ、のんのことも話題にのぼった。当時、福田氏は自社のブログでこのニュースに言及し、芸能界の古い体質を批判している。

《彼女は女優です。現場からの熱烈なオファーもある、のんが三年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか？　エンターテイメント産業も、ひとつの立派な産業であるならば、このような古い体質を変えていかなければなりません》

　10月3日、旧ジャニーズ事務所の会見後には「NewsPicks」の動画で、元ジャニーズJr.で性被害を告発した橋田康氏らと「ジャニーズ問題に企業はどう向き合うべきか？」というテーマで討論している。

　福田氏の社長就任は、まだ「名前が急浮上」といった報じられ方で、確定ではない。11月1日、のんが出演するイベントに姿を現した福田氏は、報道陣の問いかけに「今日はちょっと……」と言葉を濁し、立ち去ったという。

　はたして、その手腕を振るう日は来るのだろうか。

( SmartFLASH )