エンタメ・アイドル
「コロナ後遺症外来」開いたら同業者から「ヤブ医者」「銭ゲバ」呼ばわり…それでも月200時間以上残業で奮闘【コロナ禍を回顧】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.04 06:00 最終更新日:2023.11.04 06:00
「『感染症でも呼吸器の専門でもない消化器内科のくせに、なんで後遺症患者をみてるんだヤブ医者が。どうせいい加減な診察してるんだろう』と同業者から叩かれました。『存在しない病気を煽って騒いで稼いでいる銭ゲバだ』と言われたこともありましたね」
こう語るのは、東京都渋谷区にあるヒラハタクリニックの新型コロナ後遺症外来の平畑光一院長だ。
「もともとは、消化器の診療がメインでしたが、2020年の10月に、後遺症をテーマにしたNHKの『クローズアップ現代』に出演してから、患者さんが激増。
【関連記事:実名告白!コロナ無料検査「5.3億円搾取未遂」名義を貸した医師が「法人名が公表され、大きな風評被害を受けた」】
このころからコロナ後遺症外来の看板を出すようになりました。当時は、コロナによる後遺症が認知されておらず、SNSで誹謗中傷を受けることも少なくなかったです」
テレビ出演を機に、平畑院長の生活は一変することに。
「毎月200時間以上残業する生活に急変しました。この数年間、朝10時から12時間ぶっ通しで診察して、夜10時にお昼ご飯をやっと食べられる。雑務をこなし、夜中の3時までオンライン診療をする生活が続いています」
そんな激務をこなす平畑院長だが、この現状に悲観するどころか、むしろ “感謝” しているという。
「コロナ後遺症患者を診察し続けるなかで、僕の医者としての技術は非常に上がりました。診察回数もそうですし、コロナ後遺症に効きそうな伝統医学を学んできたことも技術向上の要因です。
時々、友人が診察に来ますが、身近な人を治す腕があってよかったと感じますね」