登録者数138万人を超えるラーメン系YouTuber・SUSURU(すする)が、12月4日に自身のX(旧Twitter)で自身の動画での発言を謝罪した。
騒動のきっかけとなったのは、YouTubeチャンネル「つじ田BOXチャンネル」で12月3日に公開された動画。人気ラーメン店の店主たちが集まって、業界のあり方などについての議論をおこなうなか、「王道家」店主の清水裕正氏が「SUSURUと同じ感覚なの?なんかこうピックアップして、それを炎上させるみたいな」と語った。
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それを受けてSUSURUは12月4日、Xに《【悲報】SUSURUさん、ガチのやばいクレーマーだと思われてしまう》とスクリーンショットを投稿。そのうえで《こればっかりは清水さんが言っている意味がわからない。僕の感覚を勝手に決めつけないでほしいです》と反論。
《僕は他の人やラーメン店を炎上させる目的なんかでSNSやってません。ラーメンが好きで、ラーメン店を応援したいという気持ちはYouTube始めた頃からずっと変わってないです》
と主張した。
そのやりとりがネットニュースになるなかで、清水氏は「王道家」のXで12月5日に《昨日Yahoo!ニュース拝見しました 反論のコメントをあげていましたが こちらがラーメンが好きで ラーメン店を応援したい人の動画です》と、SUSURUの過去の動画を切り抜いて投稿。
その動画は、SUSURUが「ムカつきました、正直。はい、めっちゃムカついた。久しぶりに言わせてもらうと、俺の動画次第でこの店潰すことだってできるんだぞってことで」と熱弁しているものだった。
じつはこれは、SUSURUがどこかの店に対して論評したものではなく、ネット上での「やばいクレーマーのSUSURU TV」と題されたネタを、本人がカバーしたという「おふざけ動画」だった。
それでも、SUSURUはXで《誤解を招くような発言をしてしまい申し訳ありませんでした》と謝罪。
《もちろんたかが1人のYouTuberの動画で本当にラーメン店を潰せるなんて微塵も思っておりません。『やばいクレーマーのSUSURU TV.』というネタがあり、誰にでも通じると思い上がってしまいました》と、素直に詫びを入れた。
それに対して「王道家」のXでは12月6日、《視聴者のリップサービスだけではなく ラーメン店の立場にも立って応援してくれるような 人になってくれることを望みます》との提言をしていた。
SUSURUをめぐるやり取りに、SNSではさまざまな意見が寄せられた。
《ラーメン屋さんとSUSURUさんのようなYoutuberの付き合いって難しいですよね。仲良くすれば、癒着と言われ。思いもよらぬところから矢も飛んできたりと》
《こんなにラーメンを愛してすすってるのにネタ動画がここまでの勘違いを広めてしまったのは気の毒です…》
《ラーメン屋さんが居なかったらあなたは稼げないのだから、何言われてもしょうがないでしょ》
「SUSURUさんへの評価は、賛否両論あります。
ラーメン好きなライトファン層からは『おいしい店を紹介してくれる』と思われていますが、お店の常連客からすると『SUSURUが紹介したことで客が増えて、行列に並ばなければならなくなった』と、不評を買うことも多いのです。
店側からしても、客が少ない店ならSUSURUさんの紹介はありがたいものの、人気店の場合は、さらに行列が増え、近隣の迷惑になることもあるようです」(フードライター)
絶大な影響力を持ってしまったSUSURUだけに、多少のおふざけも世間には誤解されてしまうようになってしまったのだ。
( SmartFLASH )