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笑福亭笑瓶さん “恋人”と報じられた山田邦子が明かす思い出の言葉【2023年逝った男たち】

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.08 06:00 最終更新日:2023.12.08 06:00

笑福亭笑瓶さん “恋人”と報じられた山田邦子が明かす思い出の言葉【2023年逝った男たち】

落語家・笑福亭笑瓶さん

 

 人が死して遺すものは、名前だけではない。ふとしたときに交わした言葉が、残された人たちの生きる支えになる。笑いの天才、いつも勇気づけてくれたミュージシャン、球界の偉人。親しい有名人が明かす、言葉と思い出。

 

 落語家・笑福亭笑瓶さん/2月22日没 享年66 急性大動脈解離

 

 

・「邦ちゃん、あかんで」(芸人・山田邦子さん)

 

 笑(瓶)ちゃんが東京に拠点を移した1987年ごろからだから、35年以上の付き合いでした。笑福亭鶴瓶師匠から「笑瓶のこと、頼むで」と言われたこともありましたけど、ウマが合ったんでしょうね。しょっちゅう一緒でした。

 

 あるとき、笑ちゃんが中古のベンツを買ったんです。その車で毎日、私を送り迎えしてくれていたら、週刊誌に「山田邦子に新しい恋人 謎のベンツおかっぱ男」って見出しで掲載されて。笑ちゃん、そのころはおかっぱ頭だったんです。

 

 私、番組会議などでも勢いで強い口調になってしまうことがあって、そんなとき笑ちゃんが優しく包み込むように「邦ちゃん、あかんで」と言ってくれました。それで私はリセットされるんです。何度、「あかんで」に救われたことか。今は「また笑ちゃんに『あかんで』って言われちゃう。気をつけなくちゃ」と思いながら生きています。

( 週刊FLASH 2023年12月19日号 )

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