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大仁田厚が明かすテリー・ファンクさんとの最後の電話…600ドルで購入した車を「まだ持ってるか?」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.11 06:00 最終更新日:2023.12.11 06:00
人が死して遺すものは、名前だけではない。ふとしたときに交わした言葉が、残された人たちの生きる支えになる。笑いの天才、いつも勇気づけてくれたミュージシャン、球界の偉人。親しい有名人が明かす、言葉と思い出。
・プロレスラー テリー・ファンクさん/8月23日発表 享年79 死因不明
・「あの車、まだ持ってるか?」(プロレスラー・大仁田厚さん)
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1980年、ドミニカ共和国での試合後、ギャラで揉めた俺は、レスラー10人くらいにリンチされて殺されかけた。そのときテリーが話をつけて「明日の飛行機でテキサス州アマリロの自宅に来い」と呼んでくれた。
出会ったころから頼れる兄貴でした。そのまま居候し、朝はテリーの牧場の手伝い。川に杭を打つ作業で、有刺鉄線を素手で扱っていた。そこに俺のルーツがあるのかも。アメリカで武者修行した若手時代、試合のときは、テリーの友人から600ドルで買った自動車で、全米を転戦した。
テリーが亡くなる1年前、最後の電話で「あの車、まだ持ってるか?」と言われたのが印象深い。NWA世界チャンピオンになり、大きな牧場を経営、引退と復帰を繰り返して、「どんなときでも俺は一生プロレスラーだ」と常に言っていた。
今もテリーに憧れていますし、目標です。テリーの葬式のメモリアル映像に日本からは唯一、俺との試合だけが入っていた。それを誇りに感じています。