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2月逝去・松本零士さん “盟友”ちばてつやさんに語っていた夢「宇宙に一度行ってみたい」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.11 06:00 最終更新日:2023.12.11 06:00
人が死して遺すものは、名前だけではない。ふとしたときに交わした言葉が、残された人たちの生きる支えになる。笑いの天才、いつも勇気づけてくれたミュージシャン、球界の偉人。親しい有名人が明かす、言葉と思い出。
・「いくらお金がかかってもいいから、宇宙に一度行ってみたい」(漫画家 ちばてつやさん)
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知り合ったのは彼が18歳、僕が17歳のころ。ふたりとも漫画家デビューしていましたが、まだ食えなくて貧乏。ふたりして、いつもお腹を空かしてました。松本さんは「座布団みたいな大きなビフテキが食べたい」、僕は「ご飯でお腹いっぱいにしたい」と言い合っていた。
それぞれヒット作を描いた1978年ごろに、一緒にフランスに旅行し、コンコルドに搭乗しました。飛行中「凄く揺れるな」と心配していたら……。なんとコンコルドの機長が松本さんの漫画のファンで、松本さんに操縦桿を握らせていたそうです(笑)。今なら大問題ですね。音速を超え、成層圏近くの世界を体験した松本さんは「いくらお金がかかってもいいから、宇宙に一度行ってみたい」とよく話してました。