《夫の目の上に“ニキビのようなもの”ができたが、たまたま経験者がいて『放っておくと失明するよ』と言われて受診し助かった》
そんなタイトルの書き込みが、SNSで話題になっている。ニキビの正体は「帯状疱疹」の症状が、目の周囲に出てしまったもののようだ。
このコメントに、同じような経験をした人からの声が寄せられている。
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《私も全く同じで。中学生の時に眉毛の上にぽつんと出来ました。ニキビだよなって思ったら、あっという間に拡がり、目が開かなって》
《目の上帯状疱疹はガチ 頭痛すぎて悲しくなる 。脳髄炎になるかもしれんと言われたし結膜炎になって目が腫れて見えなくなったしもう散々だった》
《目の近くの帯状疱疹から脳炎になり、一命を取り留めましたが、その後30年位神経痛に悩まされてる知人がいます。視力もかなり落ちました》
重篤な後遺症が出ることもあるという帯状疱疹。1月には、タレントの益若つばさが《激しい頭痛と目が痛いのとおでこの水ぶくれでしばらくダウン》と、顔に発症したことを報告している。最近は、テレビなどでも帯状疱疹の予防を呼びかけるCMをよく見かけるが、そもそも、どういった病気なのか。「いとう王子神谷内科外科クリニック」(東京都・北区)の伊藤博道院長に聞いた。
「水ぼうそうと同じウイルスの『水痘帯状疱疹』が、初回感染後にそのまま神経に宿っており、免疫が低下して体調不良などを起こすと、ウイルスが再活性化してしまうのが帯状疱疹です。
症状としては痛み、水泡・びらん(皮膚表面の欠損)、かゆみなどです。目の近くだと視野や視力に影響がでることもあります」
首から上に症状が出たら危険は増すのだろうか。
「痛みも神経機能にも、(首下と比べて)より影響が出ることがあるため、リスクは高まります。予防方法としては、帯状疱疹ワクチンが有効です。
また初回の水痘感染については、接触感染・飛沫感染ですので、とくに水痘に未感染の若い方や、初回感染から30年以上経っている方、基礎疾患などがあり抵抗力が弱っている方は、水痘や帯状疱疹の患者さんとの接触に注意してください。
そのほかビタミンB、C、肉などのタンパク質、ごぼう、玉ねぎ、ニンニク、ヨーグルトなどの摂取を心がけて、免疫をあげてください。入浴と睡眠、ウォーキングなどの運動も重要です」(伊藤院長)
自治体によってはワクチン接種の補助制度もあるので、活用したいところだ。
( SmartFLASH )