エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

2024大河『光る君へ』が『おじゃる丸』と異例コラボ 背景に『どうする家康』視聴率低迷に苦しんだNHKの“焦り”

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.26 21:10 最終更新日:2023.12.26 21:10

2024大河『光る君へ』が『おじゃる丸』と異例コラボ 背景に『どうする家康』視聴率低迷に苦しんだNHKの“焦り”

『光る君へ』で主人公・紫式部を演じる吉高由里子

 

 12月25日、2024年1月7日にスタートするNHK大河ドラマ『光る君へ』が、同じく平安時代が舞台のアニメ『おじゃる丸』(NHK Eテレ)と、1年を通してコラボレーションをおこなうことが発表された。大河ドラマとアニメのコラボは初めて。

 

 今作で、大河ドラマ63作めとなる『光る君へ』。脚本の大石静氏は、2006年の大河ドラマ『功名が辻』以来、2作め、主演を務める吉高由里子は、2008年の大河ドラマ『篤姫』以来2度めの出演となる。また、吉高演じる紫式部のライバル・清少納言役としてファーストサマーウイカが大河に初出演するなど、注目を集めている。

 

 一方の『おじゃる丸』は、1998年に放送がスタートし、2023年に25年めを迎えた長寿アニメだ。平安時代を生きていたおじゃる丸が、ひょんなことから現代にタイムスリップし、小学生のカズマと出会い、さまざまな騒動を引き起こすというストーリーとなっている。

 

 

 コラボ第1弾として、2分間のミニ番組で、おじゃる丸と世話係の電ボ三十郎が『光る君へ』の見どころを紹介。2024年1月4日からは『源氏物語』に着想を得たアニメのエピソード、全5話が再放送される。

 

 この異色コラボに、ネットニュースのコメントは肯定的な意見が多い。

 

《これなら小学生も興味をもって見てくれるかも知れませんね。素敵なコラボだと思います》

 

《おじゃる丸のファンなので、次回の大河はオンエア生で観ようと思います》

 

《今回は大河ドラマは時代背景にさほど関心がないのでみないつもりでしたが、おじゃる丸とコラボということであれば興味深いです》

 

 一方で、今回のコラボは何が何でも視聴率を取りたいNHKの“焦りの一手”だ、とテレビ局関係者は語る。

 

「2023年の大河ドラマ『どうする家康』は、視聴率が歴代ワースト2位と、さんざんな結果となりました。最終盤で北川景子の1人2役や、前回の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演を務めた小栗旬の出演など、ある程度の注目を集めましたがイマイチ。今回は、早め早めに手を打とう、という考えでしょう」

 

 NHKはEテレの看板アニメまで持ち出してまで、起死回生を狙っているようだ。ただ、大河ドラマとアニメのコラボはあまりにも異色。この戦略は有効なのだろうか。

 

「コラボ相手が『おじゃる丸』という、目のつけどころがよかったと思います。25年も続いているアニメですから、かつて観ていて成長した子ども、現在、見ている子どもにも訴求効果はあるでしょうね。さらに、子どもと一緒に親も観ているケースが多いので、幅広い層にアプローチできます。ネットの反応も上々です。後は、ドラマ本編でいかに視聴者の心をつかめるか、でしょう」(同前)

 

 2年連続の視聴率低迷は目も当てられない。この異例コラボが吉と出るか、凶と出るかは、平安の陰陽師にもわからない!?

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る