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アンミカ、神都・高千穂の「観光大使」就任に批判殺到…採用理由を役場に聞いたらひたすら困惑

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.12.29 15:40FLASH編集部

アンミカ、神都・高千穂の「観光大使」就任に批判殺到…採用理由を役場に聞いたらひたすら困惑

 

 12月6日から日清食品「日清のどん兵衛」のウェブCMに起用されたアンミカ。ネットでは、かつてアンミカがテレビ番組で「日本は世界の恥」と発言していたことが発掘され、大炎上。さらに、密入国者との噂が拡散し(本人はSNS「スレッズ」で否定)、不買運動まで起きてしまった。

 

 その騒動も鎮静化したかと思われた12月28日、突如、Xに「アンミカ」がトレンド入りした。

 

 

 今度は何かと思えば、12月27日、Xに《「日本は世界の恥」って言ってたよな…高千穂町の観光大使にアンミカが就任》の一文とともに、アンミカが同町の観光大使に就任した際の動画がアップされたのだ。

 

 大阪育ちのアンミカは、10月23日、大阪出身の片岡愛之助とともに「大阪来てな大使」に任命されているが、宮崎県高千穂町は「天孫降臨の地」として知られており、特別な思いを抱く人も多い。それだけに、この動画がアップされると、

 

《なぜアンミカ 選ぶセンスが意味不明です 最凶どん兵衛の悪夢、再来でしょうね》

 

《言ってた本人は知らん顔で神々の住む地の観光大使とは》

 

《高千穂だけは絶対にダメだろ》

 

《大阪といい、高千穂といい、縁もゆかりもないアンミカをわざわざ観光大使にする理由がわからん。一体、裏でどんな力が働いているのだろう?》

 

 など、批判が殺到。動画は12月29日14時の時点で337万回のインプレッションを記録する事態となっている。

 

 高千穂町は、なぜどん兵衛CM炎上後のタイミングでアンミカを観光大使にしたのか。町役場企画観光課に話を聞くと、困惑しつつ、こう答えてくれた。

 

「私どもの役場のほうにも、今朝(28日の午前中)になってから突然、何本か問い合わせが来ているのですが、話を聞くまで、Xにアップされた動画の存在を把握しておりませんでした。

 

 そもそもの話になりますが、まずアンミカさんが高千穂町の観光大使に就任したのは2023年7月29日の話で、その動画も同じ日に撮影されたものになります。どん兵衛騒動より前の話なんです。

 

 ですから、どん兵衛さんのCM炎上の件を知った上でアンミカさんを起用したわけではなく、観光大使の就任が先なんですね。時系列が逆なんです。それを知らない方たちが、問い合わせをされてきている状況でして……」(高千穂町役場・企画観光課、以下同)

 

 アンミカを同町の観光大使に任命したのは、アンミカが20年前から、プライベートでこの地をよく訪れていたからなのだという。

 

「最初の経緯はよくわからないんですけど、アンミカさんは20年前から、高千穂にある芸事の神様『天鈿女命(アメノウズメノミコト)』を祀っている荒立神社に、年に1、2回のペースでいらしていて、その都度、地域の方々とも交流されていました。テレビでもたびたび高千穂の話題を出していただいていたことで、観光的にはお客様が増えたりと、けっこう反響があったんです。

 

 それと、荒立神社の宮司さんは人生相談みたいなこともされる方で、アンミカさんは『そろそろ結婚がしたい』なんて相談もされていたと。これはご本人もテレビで話していますが、その結果、結婚できました、みたいなこともおっしゃっていて。アンミカさんとしては、荒立神社が心の拠りどころになられているのは間違いないのかなと。

 

 そういったことが前提としてありますので、以前から高千穂のなかで『アンミカさんって、高千穂町の観光大使になってくれんだろうかね?』みたいな話は、ちらほら出ていたんです。

 

 それで、関係者間で協議し、先方に打診した結果、観光大使になっていただけるというお返事が来たので、7月29日にアンミカさんの任命式をしたところだったんです。

 

 任命式の日は神社のお祭りの日だったのですが、境内を埋め尽くすくらいの方で賑わいまして。我々からは何も頼んでいないのに、町民の方々は『アンミカさんが観光大使になってくれた』ということで、自主的に横断幕やくす玉をつくられたりして、歓迎ムードだったんです」

 

 実際、町民からは現時点で批判的な声はあがっていないという。一方、Xに寄せられている批判の声は、役場も把握している。

 

「私も実際にポストを観ました。アンミカさんから就任を打診したんじゃないかとか、公金を使って云々といった声もありましたけど……私どもの観光大使はノーギャラなんですよ。アンミカさんより先に高千穂の観光大使になっていただいた剛力彩芽さんや、宮崎県出身のバレエダンサー西島数博さんら、みなさんノーギャラで引き受けていただいています。

 

 今回のXへのポストを境に出てきたご批判の意見に対しては、私どもも初めて触れることになったものですから、非常に困惑しておりまして……。

 

 役場にかかってきたお問い合わせに対しては、ここまでしたような説明をすると、みなさん、『ああ、そういうことだったんですね』と、ご理解いただけています。

 

 怒気をはらんで電話してくる方もいますけど、話していけば『ああ、そういうことなんだね。だけど、僕は反対なんだよ』みたいな感じですね。

 

『それなら、そのことを発信したほうがいいんじゃないですか?』という方もいらっしゃるんですけど、発信したらしたで、またいろんな方の目に触れて対応に追われることも考えられますので、そこは慎重にしなくてはいけないなと」

 

 今後、反対意見が増え続けるようなことがあった場合は、どうするのだろうか?

 

「観光大使という存在は、観光に利益をもたらすとか、プラスに働く方になっていただくのが大前提ですので、今後、こういったことが続くということであれば、ちょっとそこの条件からは厳しくなってきますよね。そうなれば、関係各所と協議はしていかないといけないかなと個人的には思います。

 

 アンミカさんのマネージャーさんには、今日こういうことが起こっているという報告はさせていただいたんですが……。繰り返しになりますが、我々も非常に困惑しているというのが正直なところです」

 

 このタイミングで、アンミカを観光大使に任命したと勘違いされてしまった高千穂町にしてみれば、まったく予期せぬハプニングとなってしまったようだ。

( SmartFLASH )

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