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坂田利夫さん死去「後輩」岡村隆史に明かした「ワシ、ホンマのアホになってしもたかもしれへんわ」の理由
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.31 15:55 最終更新日:2023.12.31 16:12
「アホの坂田」の愛称で親しまれた坂田利夫さんが12月29日、老衰のため大阪市内で亡くなった。82歳だった。
「あ~りが~とさ~ん」、「あんたバカね、オホホ~」などのギャグでお茶の間の人気を集め、吉本新喜劇のほか、テレビやCMの多方面で活躍した坂田さん。
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親族や、親交の深い間寛平らに見守られながら、亡くなったと報じられている。
独身芸人たちで結成される「アローン会」の名誉会長でもあった坂田さんは、会に所属経験のある後輩たちからも大いに慕われ、数々のエピソードが明かされてきた。長年、アローン会に所属し、2020年に結婚したナインティナイン・岡村隆史は、坂田さんの独身生活ぶりを笑いを交えて明かしていた。
岡村は、2014年3月27日放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送ほか)で、坂田さんから聞いた話として「家に帰るとき、ピンポーンって押して、1分間、外に待ってはんねん。ドロボーおったら危ないから。『帰ってきたで』って分からせて、逃がすねんって」と語った。さらに、メリケンサックを枕元に忍ばせていたそうで、岡村は「そういうことも想定してる坂田師匠って、すごい」と驚いていた。
また、「アローン会」の最高顧問・明石家さんまは、2017年1月28日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で坂田さんの「激怒事件」を告白していた。
さんまは坂田さんについて、「そんな温厚な方で、そうは怒ったりする方やない」としつつ「この間、新しいガードマンさんに、あいさつの仕方が悪いって怒りはった。『君はなんや!』と怒ったそうです」と振り返った。
しかし、さんまによると、坂田は「ガードマンとかいう漫才師かなんか知らんけど、相方にも言うとけ!」と、ガードマンを若手芸人と間違えて、怒り続けていたという。さんまは「ガードマンもパニクったみたい。ちゃんと仕事してはったのに、師匠は制服見ても、そんな(衣装の)コントやってる若手芸人やと思って、ずっと怒ってたみたい」と明かしていた。
坂田さんの死去に、SNSではさまざまな追悼の声が寄せられた。
《坂田師匠は売れっ子になっても後輩であるダウンタウンや明石家さんま、ナイナイみたく東京進出はせず活動拠点は大阪だったな。それだけ大阪愛が強い方だったんだな》
《「アホ」を演じた坂田さん。間寛平さんや岡村さんから度々話題が出るくらい色んな芸能人に影響を与えた人。ありがとう》
《ナイナイ岡村さんが結婚して子供さんも授かって、坂田師匠もホッとされてたんやろなぁ》
「岡村さんは 2015年4月16日放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送ほか)でも、坂田さんとの交流を話していました。
岡村さんは、坂田さんから季節の変わり目に『岡村、大丈夫か? 寒いけど。風邪引いてへんか?』と、気遣う連絡をもらっていたとのこと。
そんな坂田さんから、あるとき『岡村、ワシ、ホンマのアホになってしもたかもしれへんわ。いつもサインを頼まれたら“アホの坂田”って書くねんけど、“坂田のアホ”って書いてもうたんや』と言われたことがあったそうです」(芸能ライター)
坂田さんは持ち前の明るさと優しさで、多くの後輩から慕われたのだった。合掌!
( SmartFLASH )