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さんま「子供に財産残さない」発言に集まる称賛「清々しい」…SNSでは「世襲議員」批判に飛び火

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.08 18:02 最終更新日:2024.01.08 18:03

さんま「子供に財産残さない」発言に集まる称賛「清々しい」…SNSでは「世襲議員」批判に飛び火

 

 1月4日、明石家さんまが『春一番!笑売繁盛』(MBSテレビ)に出演し、司会の西川きよしと対談。長女でタレントのIMALUら、子供には「いっさいの財産を残さない」ことを明かした。

 

 吉本興業の大先輩のきよしが、新春特番ということもあり、「いま恋人はいますか? 何十億、何百億稼いで、どうするの? そんなに財産持って」と直球の質問をすると、さんまは「いやいや、もう結婚とかはないと思います」と答えた。

 

 

 さらにきよしの「家で世話してくれる人は?」との質問に、さんまは「ひとりで。今のところ、いろいろ」と語った。

 

 1人暮らしと聞いたきよしが、「日本のビル・ゲイツみたいに稼いでどうするの? まぁ、娘には残してあげるんやろうけど」と聞くと、さんまはこう持論を語る。

 

「子供にはいっさい残すつもりはないんです。それは息子(大竹しのぶと先夫の子の二千翔さん)にも娘にも言ってます。

 

(財産は)あげられるんですけど、おもしろくないじゃないですか、2人の人生が。だって、ぼくら芸人は明日どうやって過ごそう、と思って生きてたんが楽しかったわけじゃないですか。だから、子供にもそこを楽しんでほしい」

 

 さんまが子供たちに財産を残さないと語ったことに、SNSでは、称賛する声が上がった。

 

《清々しいなぁ。確かに親からの遺産で底上げされた人生なんてツマランよね。レベル1からてめぇで積み上げるから人生楽しいわけで》

 

《さんまさん。考え方に芯が通っている。しかもマイナスな考え方ではなくて、「人生を楽しんでもらいたい」というプラスな考え方が素晴らしい》

 

《子孫に金を残しても、その人の人生をつまらなくするだけでなく、ダメにしてしまう場合も多い。考える力や行動力を奪う》

 

 さらにSNSではこんな意見も。

 

《政治家もそうあって欲しい》

 

《世襲議員に爪の垢を飲ませたい》

 

「2023年は、政治家の世襲が注目された1年でした。

 

 2月には、衆院山口2区補選への立候補を表明した岸信千世氏が、公式サイトに『家計図』を掲載して炎上。信千世氏は、岸信夫・元防衛相の長男で、安倍晋三元首相の甥にあたります。家系図には、元首相の岸信介氏、佐藤栄作氏の名前も記されていましたが、批判を受け、削除する事態となりました。

 

 5月には、岸田文雄首相長男の翔太郎首相秘書官が、2022年末に首相公邸で忘年会を開き、組閣写真を模したような写真を撮影したことが週刊文春に報じられ、辞職に追い込まれています」(政治担当記者)

 

 さらに故・安倍晋三元首相の妻・昭恵さんが、2億円以上の政治資金を非課税で相続したことにも批判が起きた。

 

「現行法では政治資金は非課税扱いで、政治団体の代表を親族が引き継いでも税金はかかりません。選挙に必要な地盤(組織力)、看板(知名度)に加え、かばん(資金力)を親族から引き継げる世襲候補は、選挙で圧倒的に有利なわけです」(同)

 

 世襲は、自民党だけではない。12月には、菅直人元首相の長男・源太郎氏が武蔵野市議補選で初当選。さらに、鳩山由紀夫元首相の長男・紀一郎氏が衆院選への出馬を表明した。紀一郎氏は、国民民主党公認のため、地盤やかばんを受け継いだわけではないが、看板が大きいのは間違いない。

 

「歴代首相も世襲政治家ばかり。1996年に小選挙区制が導入されて以降の首相12人のうち、世襲でないのは菅直人氏、野田佳彦氏、菅義偉氏だけ。

 

 野田氏は、2023年11月の国会審議で『世襲が多すぎる。ルパンだって3世まで』と岸田首相に迫る場面がありました。『志を持ってる有為な人材がいても「地盤・看板・かばん」にはじかれる』と指摘しましたが、岸田首相は世襲の是非について明言しませんでした」(同)

 

 自民党の裏金問題を受け、政治とカネに対する批判が強まっている。岸田首相もさんまを見習って、「息子に世襲させない」と明言すれば、内閣支持率も少しは上向くと思うのだが――。

( SmartFLASH )

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