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八代亜紀さん死去 動物を愛した生涯、ともに暮らした2匹の猫は「スタッフでお世話を続けていくつもりです」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.10 18:13 最終更新日:2024.01.10 18:17
1月9日、歌手の八代亜紀さんが、2023年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため亡くなっていたことが、所属事務所の発表によって明らかになった。享年73。
八代さんは、2023年9月に膠原病と診断され、治療専念のために年内の活動を休止すると発表。1日も早い復帰を目指して治療とリハビリに励んでいたが、容態が急変し、帰らぬ人となってしまった。
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『舟唄』『雨の慕情』などのヒット曲に代表される“演歌界の女王”にして、歌手活動以外にも画家としての才能でも知られた八代さん。フランスの絵画公募展「ル・サロン展」や二科展で入選を重ねるほどの腕前で、そのモデルとして頻繁に登場したのが、八代さんが生涯愛した「猫」だった。
「子どものころから動物が大好きだった八代さんは、生前、小さいころは自宅で犬20匹、猫20匹と暮らしていたことや、家の前で段ボールに入れられていた猫たちをお風呂に入れて、ご飯をあげて、もらい手を探していたことなどを語っていました。
2016年に愛猫を亡くし、ペットロスがひどくなった八代さんは、2021年9月に、動物の保護活動をしている女性と対面して、猫を引き取る際の様子を自身のYouTubeチャンネルにアップ。足の不自由なマンチカンを紹介され『出会いだからね』と引き取ることを即決し、その場で、『ちーたん』(八代家の猫は、代々『ちーたん』とのこと)と命名しました。動物慣れしている様子が十分に伝わる愛情いっぱいの扱いで猫を抱き、『今日からうちの息子』と笑顔を見せていました」(芸能ライター)
このときの「ちーたん」と、その1年後に八代家にやってきた「みゃんたん」の2匹の保護猫とともに、八代さんは暮らしていた。2匹は、八代さんのInstagramにも「大切な家族」として、何度か登場していたほどだ。
八代さんは「ペットショップの、何十万とか値段がついている子を見るのがせつない」と、保護猫と暮らすことにこだわっていた。2016年に愛猫を亡くしてからも、「保護団体から引き取りたい」つねづねマネージャーに言っていたという。
そんな、彼女が愛した2匹の猫たちはいま、どうしているのだろうか? 八代さんの所属事務所「ミリオン企画」のスタッフが話を聞かせてくれた。
「2023年9月に八代が膠原病を発症して、年内活動休止という発表をさせていただいたのですが、入院療養をしていたときから、我々、事務所のスタッフで、ずっと猫ちゃんのお世話もし続けてまいりまして。環境の変化は、どうしても猫の体調を左右してしまう部分が多いと思うのですが、いまは、八代が生活をしていた空間のなかに、一緒に猫ちゃんもいますので、その環境は、できるだけ続けていきたいなとは思ってます。
今後、我々の会社をどうしていくか、まだなんとも言えないですが、猫ちゃんたちは引き続き、スタッフでお世話を続けていくつもりでおります」
愛情をたくさん降り注いでくれた八代さんとの突然の別れを、ちーたんもみゃんたんも悲しんでいることだろう。しかし、八代さんのスタッフたちによって、その思いは引き継がれていっているようだ。
( SmartFLASH )