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佐藤可士和氏が注目「“建築の民主化”を軽やかに実現させていく」秋吉浩気氏【第一人者が推す次世代スター】

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.01.11 06:00FLASH編集部

佐藤可士和氏が注目「“建築の民主化”を軽やかに実現させていく」秋吉浩気氏【第一人者が推す次世代スター】

秋吉浩気氏が手がけた「HIVE棟(仮)」(東京学芸大学)

 

 AIの普及で未曾有の変革期を迎える人類社会――。しかし、本誌が各界第一人者を取材すると、クリエーター界では、“この若者”が背負ってくれると太鼓判を押してくれた。

 

 ユニクロやセブン-イレブン・ジャパンなどのブランド戦略のトータルプロデューサーとして知られる佐藤可士和氏(58)は、建築家の秋吉浩気氏(35)を推薦する文章を寄せた。

 

《秋吉さんを知ったのは、富山県・五箇山の集落に2019年に竣工した共同保有型の宿泊施設「まれびとの家」だ。「都市」と「地方」、「所有」と「共有」、「消費」と「生産」を結ぶこの施設は、宿泊の新しいあり方のみならず、建築の新しいあり方を鮮やかに提示した。

 

 

 彼は、起業した建築テック系スタートアップ「VUILD」が展開する3D木材加工機「ShopBot」と地場産木材を使うことにより、既存のバリューチェーンを介さず、長距離輸送や環境負荷、時間、コストを削減しつつ伝統的な合掌造りと現代のテクノロジーを融合させた。

 

 このプロジェクトを皮切りに、秋吉さんが掲げる“建築の民主化”を実現していく仕組みと作品を次々に発表されている。

 

 僕自身、近年建築や空間デザインを手掛ける機会が増えているので建築業界の大きさ、重さをリアルに感じているが、そこに対して非常に軽やかなスタンスで時代に求められるソリューションに向かって進んでいる秋吉さん。2024年も注目している。》

 

●秋吉浩気氏のコメント

 

 僕が代表を務めるVUILD株式会社は、誰もが作り手になれる世界の実現を目指す建築系スタートアップです。(1)3次元木材加工機「ShopBot」の販売、(2)AIを活用しオリジナルな木製品を製作できる「EMARF」、(3)アプリで設計した住宅を自分たちで建てることができる「NESTING」といった事業を展開しています。

 

 クリエイターとしては、デジタルデザインとデジタルファブリケーション※の融合による最先端の建築に挑戦しています。2024年はせっかくのご縁ですので、ぜひ佐藤さんとのコラボレーションを実現したいです。

 

※3Dプリンターなどのデジタル製造機器を活用したものづくりのこと

 

あきよしこうき
2017年にVUILDを創業。グッドデザイン金賞(2020年)ほか受賞多数

( 週刊FLASH 2024年1月23日号 )

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