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五十嵐浩晃「『ペガサスの朝』は20歳のときに降りてきた」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.10.16 11:00 最終更新日:2017.10.16 11:00

五十嵐浩晃「『ペガサスの朝』は20歳のときに降りてきた」

 

「次が最後の曲です。聴いてください。曲名は、『淡いオレンジ色のライトが君を照らしてとても素敵だよ』」

 

 アマチュア時代に作った本作の原題は、「Aメロの歌詞そのまま」の長いタイトル。五十嵐さんが書いた詞で、ライブではアンコールの定番曲だった。

 

「20歳のとき、男女4人で真駒内の競技場に遊びに行って、ふと、『あーつくーもーえーるー』ってメロディと歌詞が降りてきて何度も歌ってたんです。天気がよくて、友情があって、最高の学生生活で、超楽しい! っていう思いが、溢れて出てきた歌詞とメロディ。

 

 下地にあるのは『手のひらを太陽に』。大好きな歌でよく歌っていて、そのイメージで出来たんです。まわりの評判もいいし、いい曲だからシングルカットすれば絶対売れると思ってた。

 

『ペガサスの朝』以上の曲が自分の中にあるのか? という危機感もあった。CM曲に決まって、歌詞は、ちあき(哲也)さんに書き直してもらいました。

 

 この曲が大ヒットして、喜びも悲しみも背負った。10年、20年、30年と歌っていくなかで、『これ一曲だけ』という捉え方をされて、嫌な思いをしたこともあった。

 

 一方で、いい曲でヒットしたからこそ “今” がある。一曲に関わることの大きさを痛感しました。昨日の自分より歌がうまくなりたいし、いいものを作れば残る。作り続けていれば、必ず、いい歌は生まれます」

 

五十嵐浩晃『ペガサスの朝』>
1980年11月1日発売
作詞:ちあき哲也 作曲:五十嵐浩晃
●ザ・ベストテン初登場:
1981年2月12日 7位
●最高位:5位
●連続ランクイン:8週
●売上枚数:42.9万枚(1980~1981年)

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
 全般的にビブラートしないこと。ビブラートを入れると、スナックで歌うような『ペガサスの夜』になります(笑)。意外と音が跳ねているので難しい。サビ前の「あーなーたとはー」の部分は丁寧に、サビは全力で歌いましょう。

 

<五十嵐浩晃>
 1957年北海道生まれ。60歳。1979年、第1回CBSソニーSDオーディションに合格。1980年、『愛は風まかせ』でデビュー。11月10日、コミュニティスペース ファンズ(兵庫県)、11日、ありすキッチンれすとらん(大阪府)、12日、ひこざえもん(愛知県)、12月9日、赤坂ふらっとん・カンティーナ(東京都)、10日、風に吹かれて(東京都)にてライブ開催。詳細はhttps://www.facebook.com/hiroaki.igarashi.page/

 

(週刊FLASH 2017年10月17・24日合併号)

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