エンタメ・アイドル
チャンス大城、おばさんの話を聞いてたらいきなり「ボーン!」なぜかネタが寄ってくる奇特キャラ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.22 11:00 最終更新日:2024.02.01 13:09
『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で「チャンス大城、昔一緒に山に埋められた友人の和田がまた山に埋められていても意外とすんなり受け入れちゃう説」の検証が1月17日に放送されました。
この「昔一緒に山に埋められた友人の和田」というのは、高校時代、チャンスさんと同級生の和田さんが、ヤンキーに山まで連れていかれて首まで埋められたというチャンスさんの代表的なエピソードトークで、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でも披露されています。
今回の検証は、もし再び友人の和田さんが首まで埋められるという状況が起きたら、チャンスさんはそれを信じるのかどうかを検証するVTRでした。
【関連記事:千原ジュニア「酔ったヤクザ」に連れ去られるも舎弟が土下座謝罪】
VTRでは、その検証前に、このにわかに信じがたいエピソードがどこまで本当なのか、一緒に埋められた和田さんに細部にわたり裏どり取材をしたのですが、驚くべきことにすべて本当だったのです。
芸人さんがエピソードトークをするとき、基本的には本当にあったことを話しますが、おもしろくするために多少は脚色することがあります。
しかし、この嘘のような話が実は真実だったことを、VTRを見て知ったスタジオのヒコロヒーさんとくっきー!さんは「全部ホンマなんや。えー!」(ヒコロヒー)、「(話を)作ってないねんな~」(くっきー!)と2人とも驚きの声をあげていました。
筆者は以前、チャンス大城さんにどこまでが本当なのか疑ってしまうようなお話をお聞きしています。
昔、チャンスさんは朝5時まで営業している映画館の掃除バイトをやっていて、そのバイトの帰り道、なぜかいつも立っているおばさんがいたそうです。
チャンス「おばちゃんが立っている横に『この人としゃべらないでください』と書かれた看板があるんですよ。
それでバイト仲間の清水君という子と『じゃんけんで負けたほうが話かけてみよか』ってなって僕が負けたんです」
じゃんけんに負けたチャンスさんは恐る恐るおばさんに話しかけに行きました。
「僕が『すいません。こんにちは』って言ったらおばちゃんが『こんにちは。そこのせんべい屋知ってる?醤油せんべいが90円でな。おいしいねん』って。僕は『あれ普通にしゃべってはるな』と思って」
おばさんはさらにせんべい屋の話を続けたと言います。
チャンス「『120円の塩せんべいもあってな。あれも美味しくておばちゃんな、手についた塩をなめんの好きやねんペロペロペロ』。それで、いきなり僕、『ボーン!』って殴られたんですよ。血もタラ~と出て『いった~』ってなって」
普通にしゃべっていたおばさんに急に殴られたことでチャンスさんは一瞬何が起こったかわかりませんでした。
チャンス「おばちゃんがエンジンかかって『帰れこら!』って切れてて。そのおばちゃんは、話してたら急に殴るらしいんですよ。その被害者が多くて近くのうどん屋のおじさんが走ってきて『おまえ、話すな言うて看板に書いてたやろ!』って怒られて」
「この人としゃべらないでください」と書かれた看板は、そのうどん屋のおじさんが書いたものだったのです。
チャンス「おじさんに『もう話しかけんなよ』言われて。次の日もそのおばちゃん、また普通に立っていました(笑)」
今まで聞いたことがない種類の話なので、どこまでが本当なのか疑ってしまいます。しかし、チャンスさんに限ってはおそらく本当の話なのではないでしょうか。
チャンスさんをよく知る同期のくっきー!さんは、「奇怪なことが起こりがちな人間」と評していました。
笑福亭鶴瓶師匠がかつて出演していた関西の名物番組『鶴瓶・上岡パペポTV』(読売テレビ)。鶴瓶師匠は、身の回りで起きた信じられないような話をこの番組でよくしていました。そのことから鶴瓶師匠は「日常のなかで、なぜかおもしろいことが寄ってくる人」と評されています。
チャンスさんもそういった要素があるにちがいありません。「チャンス大城、令和の笑福亭鶴瓶説」を唱えたいと思います。
写真・久保貴弘
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
( SmartFLASH )