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他事務所の芸人は出演NG?「吉本鎖国問題」に不満続出…吉本の対応に「火消しとしては最悪」の声も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.30 11:00 最終更新日:2024.01.30 11:00
吉本興業が運営する劇場で開催されるお笑いライブで、ほかの事務所の芸人やタレントの出演を禁止する方針がとられたとされる「吉本鎖国問題」が、X上で話題になっている。
1月25日、吉本興業に所属するめぞん・吉野おいなり君が、Xに《なんかよしもとの方針で色々あって主催ライブに他事務所の人を呼べなくなりそうです。こたけをキモいコーナーライブに呼ぶことが叶わなくなりました。ごめんね。こたけ》と投稿したことが、事の発端だ。
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こたけとは、ワタナベエンターテインメントに所属する芸人のこと。神保町よしもと漫才劇場で開催されるお笑いライブで、めぞんとたびたび共演していた。
両者のファンからは、吉本興業の対応に疑問を投げかけるコメントが相次いだ。
《よしもと何してくれんだよマジで…》
《ライブでしかみれない吉野さんとこたけさんの仲の良さを見るのを生き甲斐にしてたので泣いてる》
《これは本当ですか?吉本の芸人さんも他事務所(この呼び方あんまり好きではないですが)の芸人さんも好きなので、そうだったらめちゃくちゃ辛いです…》
同日、X上の反響を受けて、R-1グランプリ王者の三浦マイルドが、
《全く好意的でない意見で埋め尽くされております。吉本の芸人も、ライブ制作の社員さんも、声をあげようよ。お客さんの声に耳を傾けようよ。芸人ファーストでも師匠ファーストでもベテランファーストでもええけど 興業会社はお客さんファーストであるべきでしょ》
と提言。さらに、翌26日に放送された『中川家 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)では、中川家がこの問題にふれ、礼二が「若手の劇場が、今までは交流してたけど、他事務所の芸人さんも出せないというね、よくわからないお達しが……」とコメント。剛も「よくわからないことが起きてますよ。仲よくやりましょうよ」と苦言を呈した。
吉本興業に所属する複数の芸人が問題提起をおこなったこともあり、Xでは「吉本鎖国」「共演NG」といったワードがトレンド入り。数日が経過した現在でも、同事務所からの発表はない。
とある芸能プロ関係者は、吉本興業の管理体制に疑問を抱いている。
「通常、芸能プロダクションでは、所属タレントが不用意な発言をした際、ほかのタレントには言及しないよう指導します。しかし、吉本興業ではそれが徹底できていない。
この『鎖国問題』は、劇場に足を運んでいるファンの気持ちを裏切ることになりかねず、事務所への不満が蓄積し、移籍を考える芸人が今後増える可能性があります」
また、数々の炎上対応を経験した広告代理店の女性は、次のように指摘した。
「最大の問題は、吉本興業から公式発表がないことです。松本人志さんの性加害疑惑報道では、最初に全否定したあと『調査中』とするなど、初動ミスが指摘されました。
そのため、今回は情報の出し方を精査しているのかもしれませんが、炎上の火消しとしては現状、最悪だと言わざるを得ません。
1月28日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)でこの問題を取り上げ、会社としてコメントしていれば、世間の印象は変わった可能性がありますが……」
ほころびが見え始めた吉本興業。今後「鎖国問題」にどう対応するのか。
( SmartFLASH )