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現経営陣と“亀裂”の松本人志に“引退勧告”…元吉本興業常務の発言に議論百出「力を持ちすぎた」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.02 15:03 最終更新日:2024.02.02 15:10
『週刊文春』に報じられた一連の性加害疑惑報道で、地上波のレギュラー出演番組のすべてから姿を消した松本人志。5億5000万円の損害賠償を求めて提訴したものの、本人は依然沈黙を貫いており、大御所タレントが続々と松本騒動に私見を述べ出している。
そうしたなか、やすきよ(横山やすし・西川きよし)らの漫才ブームを生み出し、吉本興業の東京事務所を立ち上げた元吉本興業常務の木村政雄氏が、松本問題について言及。松本への事実上の引退勧告ともとれる提言に、ネット上で衝撃が走っている。
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2月1日に掲載された「現代ビジネス」の取材に応じた木村氏は、松本人志の性加害疑惑について聞かれると、「まだそんなことをやっているんか」とバッサリ。松本が絶大な影響力を持つなかで、それを正す人間が社内や周囲にいなかったことが、本人にとっては不幸なことだったかもしれないと語った。
吉本興業の初動のまずさなどにも触れつつ、木村氏は「やることはやったんだし、もういいじゃないですか」と、松本に芸能界引退を勧めていることも話題となった。
木村氏のシビアな提言に、ネット上では議論が百出。
《松本さんは昔は本当に面白かったけど、力を持ちすぎた。周囲に面白くない映画を作って面白くないと言って貰えない時点でもう芸人としては終わってる。注意してもらえない不幸。道を逸れてしまっても気づかない。頂点に立つということは才能だけではなくて人格も必要なんですね》
《不祥事があったかなかったかは双方が裁判で勝手に争えばいいけれど、万が一勝ったとしてもいちどついた悪いイメージは消せない、そしてもう一つは今の吉本には松本さんに何か言える人がいないこと。これらを含めるともうそんな遊び方はするなよ、芸人も引退しなはれ、となるのでしょう。もうすっぱり引退した方が潔くていいかもね》
《木村元常務は、今の経営陣とは器が違い過ぎるくらい大きな人ですから、この方が言うことには説得力がありますね。(中略)おっしゃる通り、師匠がいないタレントの不幸。彼にもし師匠がいたなら、こんなことには、ならなかったのかもしれませんね。師匠は弟子のことをよく見ていますからね》
本誌は1月、吉本経営陣と松本との“亀裂”について報じている。当時吉本関係者は、吉本の“天皇”と呼ばれた大﨑洋前会長が裏で松本と結託しているとしたうえで、本誌にこう語っている。大﨑氏は、かつてダウンタウンを発掘し、マネージャーを務めた人物として知られている。
「現在の吉本興業ホールディングスのトップは、岡本昭彦社長です。岡本社長もダウンタウンのマネージャーを経験していますが、1993年からです。当時『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)が放送中で、すでに松本さんは超売れっコ。松本さんが『たばこ買ってこい』と岡本社長を使い走りにするような関係だったわけです。さらに、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)でお馴染みの藤原寛氏も現在、子会社の吉本興業の副社長を務めているように、現経営陣の一部はダウンタウンの元マネージャーが占めています。それゆえ、明らかに上下関係は松本さんが上。経営陣は言うことを聞くしかないんです」
2019年に発覚した宮迫博之を中心とする闇営業問題でも、松本の“経営陣の軽視”は如実だったという。
「松本さんは記者会見で矢面に立っていた岡本社長について、『岡本、アレでええんすか?』と、大﨑会長に愚痴っていたそうです。陰でこんなふうに言われては、岡本社長としても内心たまったものじゃない。松本さんは、目の上のたんこぶなんです」(同前)
そして、今回の性加害報道で決定的な亀裂が入る。「事実無根」発言に続く、『ワイドナショー』(フジテレビ系)への出演宣言は、すべて経営陣の意向を無視した松本の“暴走”だったのだ。
かつて「ミスター吉本」とまで呼ばれた大物OBの提言に松本は何を思うだろうか――。
( SmartFLASH )