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ジャニーズ問題「当事者の会」代表辞任の平本淳也氏が胸中告白「病に蝕まれ重責を担う体力がない」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.02 18:08 最終更新日:2024.02.02 18:43

ジャニーズ問題「当事者の会」代表辞任の平本淳也氏が胸中告白「病に蝕まれ重責を担う体力がない」

原因不明の痛みに襲われているという平本淳也氏

 

 故・ジャニー喜多川氏の性加害を告発する「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の平本淳也氏が、1月31日、同会の代表を辞任した。

 

 平本氏は、長年、パニック障害と強迫性障害を患い、さらにPTSDとうつ病の診断を受けて、1月15日の同会の記者会見を欠席した。22日には、上半身の激しい痛みから救急車で搬送されたが、原因は不明。こうした症状は、2023年10月ごろから数十回、生じているという。

 

 

 自身にいつ何が起こるかわからない状況で、遺言まで用意しており、しばらく治療と静養が必要なため、会を離脱することを決断した。また、メンバーを含めた被害者救済の道筋を立てられたことから、代表の役目に区切りがついたとした。今後も適切な補償獲得に向けて、支援や活動は続けるという。

 

 平本氏は、30年以上前からひとりで被害を訴え続けてきた。出版した告発本はベストセラーに。2023年、BBCが喜多川氏の性加害問題を取材したドキュメンタリーを放送した後、世論の高まりを受け、6月に同会を設立。10月には、旧ジャニーズ事務所の後継のSMILE-UP.が同会に直接謝罪し、問題を事実と認めた。

 

 代表を退いた平本氏が、いまの胸中を語る。

 

「『ジャニーズ性加害問題当事者の会』に結集したみんなの力が、何倍にも増幅して大きな魂となり、歴史的な勝利(認定と謝罪)を手にしました。BBCから国連、日弁連までひとりで対応してきましたが、後にメンバーとともに6回に及ぶ記者会見や国会通いをおこない、また提出した文書は公開と非公開を合わせて数万字に上ります。ついてきてくれた新旧メンバーはもちろん、ジャニーズ内外の被害者たちに心から感謝いたします。

 

 思いのほか、体は病に蝕まれており、これ以上の重責を担えるだけの体力がないと判断したのがこのタイミングです。

 

 会や僕を応援してくださった方々の熱き思いこそ、大きな原動力です。みなさまに御礼を申し上げます。今後も、ジャニーズにとどまらず、芸能界や社会の広い範囲で人権問題を考えるきっかけを作り、被害者が生まれない世の中になってくれたらと願い続けてまいります」

 

 また、同会副代表の石丸志門氏は、「彼の功績や思いを引き継ぎ、すべての被害者の救済を追求していきたいと思っています。私は副代表として代表に敬意と感謝を表するとともに、最後の仕上げを達成する所存です」と決意を述べた。平本氏の体調回復とともに、被害者救済が1日も早くなされることを願う。

( SmartFLASH )

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