嵐の二宮和也が、2月4日に放送された『だれかtoなかい』(フジテレビ系)に出演。俳優のムロツヨシとプライベートで交流があることを明かした。
同番組は、芸能活動を休止したダウンタウン・松本人志から二宮にMCが交代。タイトルも『まつもtoなかい』から『だれかtoなかい』に変更され、リニューアル初回のゲストとしてムロが出演した。
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俳優だけではなく、芸人など幅広い交友関係で知られるムロは、2010年に公開された映画『大奥』での共演以来、二宮と親交があるという。
中居正広からプライベートでの交流について尋ねられた際、二宮は「ムロ君がいい人だと思ったのは、嵐が活動休止を発表したその日の夜、『飲もうか』という連絡が来た」と切り出すと、ムロは「(記者会見のことは)意識してなかったと思う」とコメント。
二宮は、ムロが嵐・松本潤とも親交があることを知っているため、「そんな日は松本潤と飲む可能性がある」と語るも、ムロは「松本君は他の誰かと飲むと直感しました。ニノは1人だろうと思った」と、当時のことを振り返った。
結果、2人は二宮の自宅でサシ飲みしながら他愛もない話をしたそうで、二宮は「ムロさんは寄り添う力がとても強い人なので、多くの人にそうしています」と、ムロの人柄について語った。
SNSでは、ムロの人間性を称賛する声が多く寄せられた。
《こういう、何とも言葉に出来ない様な感情の時に、ただ只そばに寄り添って他愛のない話しをしてくれる人がいる。って素晴らしい事で、有難い大切な人ですね》
《あの会見の日に二宮くんとこ行ったん 飲んだん 優しいムロくん》
《これは泣ける。そんな人でありたいな〜》
「ムロさんは、30代後半でブレイクした苦労人で、上も下もなく分け隔てなく接する人。芸能人だけでなく、スタッフにも同じ調子で、それが業界内では評判がいい。応援したくなるような存在なんです」(芸能プロ関係者)
まだ無名時代のムロに熱い視線を送っていた大物俳優がいたという。
「大泉洋さんですね。『おもしろい人がいる、あれは未来のライバルだね』なんて冗談を言いながら、ドラマや映画の共演者やスタッフにムロの存在を紹介。
2008年の映画『アフタースクール』で2人は初共演し、映画宣伝のときには、『ムロツヨシ』と名前を呼び、イジっていたぐらいですから。それが、ムロさんが俳優に邁進するキッカケになったのだそう」(同)
ムロは下積み時代、自分の顔と名前を覚えてもらうため、独自の会話術を使っていた。
「ありとあらゆる現場で『ムロツヨシ』と連呼するんです。あいさつするときも必ず『ムロツヨシです! よろしくお願いします!』とか。
会話を始めるときには『ムロツヨシが思うには〜』とか『ムロ的には〜』と必ず自分の名前をつける。すると、相手は刷り込まれて自然と顔と名前を認識してしまう」(映画関係者)
ムロといえば、俳優仲間を集めて鍋を振る舞う “ムロ鍋” も有名だ。ただ、それは有名になってからの話で、下積み時代はちょっと違う振る舞いをしていた。
「有名俳優で言えば小栗旬さん、山田孝之さん、アーティストのONE OK ROCKのTAKAさんなど、それぞれが主催する飲み会に頻繁に顔を出していた時期がありました。
ムロさんはそうした会で、俳優仲間はもちろん、映画やドラマの敏腕スタッフさんと仲よくなって仕事の幅を広げました。
飲み会では主役はまったく狙っていなくて、盛り上げ役に徹して『ムロさんがいないとなにか足りない』と思わせていたようです。だから毎回、飲み会リストにムロさんの名前が入っていましたね」(前出・映画関係者)
確かな演技力と人間力で高く評価されるムロツヨシ。遅咲き俳優の “寄り添い力” の原点は、下積み時代の2大ルールにあったのだ。
( SmartFLASH )