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「漫画家が抱いた恐怖消えない」『金色のガッシュ!!』作者、小学館の声明に「変わらず事件は闇の中」苦言に集まる共感

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.02.13 17:07FLASH編集部

「漫画家が抱いた恐怖消えない」『金色のガッシュ!!』作者、小学館の声明に「変わらず事件は闇の中」苦言に集まる共感

写真・共同通信

 

 2月12日、『金色のガッシュ!!』作者で漫画家の雷句誠氏が、『セクシー田中さん』作者・芦原妃名子さんの急死をめぐる小学館の声明に、苦言を呈した。

 

 小学館は当初、芦原さんの急死をめぐる調査について、「社外発信の予定はない」と社内で発表したと報じられていた。だが、その直後、小学館の「第一コミック局編集者一同」名義で声明を発表。訃報をうけ《深い悲しみと共に、強い悔恨の中にいます》としたうえで、

 

 

《芦原先生は、皆様が作品を読んでご想像されるとおり、とても誠実で優しい方でした。そして、常にフェアな方でもありました》

 

《著者の意向が尊重されることは当たり前のことであり、断じて我が儘や鬱陶しい行為などではありません。守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない》

 

 などと説明。今後も組織として検証を続け、改善策を模索していくと表明した。声明文の最後は《それでもどうしてもどうしても、私たちにも寂しいと言わせてください。寂しいです、先生。》とつづられている。

 

 この声明文には、SNSで賛否どちらの意見もあふれかえった。《血の通った言葉が聞けて良かった》と肯定する声も多いが、《核心部分を濁して》という厳しい意見も見られた。

 

 たしかに、現段階で発表できることは限られてくるとはいえ、なぜここまでの事態に至ったのか、詳しい理由は判然としないままだ。

 

 雷句氏は、自身のXを更新し、小学館の声明について言及。《このコメント文による良かったところは、芦原先生の良い人柄や性格などを正しく伝えたところです》としつつも、《それ以外はスミマセンが、相変わらず事件は闇の中という感じです》と指摘した。

 

 芦原さんがなぜ急死するに至ったのか、経緯は説明されていないとして、《それがわからないと、これから同じ事件が起こらないために出版社が作家を守るために何をするのかも解りません》《情に訴えるコメントで肝心な部分を誤魔化しているようにも見えます》と苦言を呈した。

 

 そのうえで、《多分漫画家さん達の不安は取れないでしょう。もちろん私も同じで、これから自分の漫画をメディアミックスしようとする時に「メディアミックスをしない方が平和に漫画を描ける」との選択も大いにあります。》とし、《漫画家さん達が抱いた恐怖は消えないですよ》ともつづられている。

 

 小学館の声明が出たことで、騒動は沈静化する方向に向かっている。だが、雷句氏のポストは、まだ何も解決していないことをあらためて指摘するものだった。SNSでは、雷句氏のポストに共感する声が相次いでいる。

 

《「メディアミックスをしない方が平和に漫画を描ける」この一言の重さを関係者各位は噛み締めるべき。》

 

《編集者が悼む気持ちは伝わっても、会社として再発防止や経緯の調査に全く別の説明が必要なのは変わらんのよね》

 

《あの声明は心を打った。でもあの後具体的な改善案が何もない。 #小学館 からも #日テレ からも。だったら口だけだったんだね、そして滅びるだけだねと》

( SmartFLASH )

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