エンタメ・アイドル
坂本冬美の『モゴモゴ交友録』宮沢和史さんーー久しぶりの番組共演で “嬉しい言葉” をかけていただき思わず絶叫
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.17 06:00 最終更新日:2024.02.17 06:00
石川さゆりさんといえば『天城越え』『津軽海峡・冬景色』。島倉千代子さんといえば『からたち日記』『人生いろいろ』。都はるみさんといえば『北の宿から』『好きになった人』『アンコ椿は恋の花』……。
歌手にとって “この人といえばこの歌!” という、代表曲を持つことは誇りでもあるし、とっても幸せなことです。
2013年にリリースさせていただいた、さくらももこ先生作詞の『花はただ咲く』に曲を書いてくださったTHE BOOMの宮沢和史さんにも、宮沢さんといえば『島唄』、『島唄』といえば宮沢さんといわれるほど、とにかく多くの方に愛された名曲があります。
【関連記事:Snow Man 目黒蓮 坂本冬美の“指名”で対談が実現、恋愛トークも!「デートの計画を立てるのは苦手です」】
ご出身は、山梨県甲府市。わたしは、てっきり沖縄の方だとばかり思っていたので、山梨とお聞きしたときは、えっ!? そう……なの? と、つかの間、口がぽかんと開いたままになってしまいました。わたしとしたことが、お恥ずかしい(苦笑)。
何がきっかけで、宮沢さんが『島唄』をお作りになろうと思ったのか、詳しくは存じませんが、山梨出身の宮沢さんが、沖縄の心を歌うことにあたっては、きっと大変なご苦労があったと思います。
もしかすると、「本当に自分でいいのか!?」という葛藤もあったかもしれません。
それでも、目の前にある壁をぶっ壊し、魂を揺さぶる歌を書き上げ、それを歌うことで昇華させた宮沢さんは、正真正銘、誰がどこから見ても、本物のアーティスト。もう、尊敬しかありません。
その宮沢さんと久しぶりにお会いしたのは、美奈子ちゃん (本田美奈子.)の追悼コンサート『LIVE FOR LIFE音楽彩2017』でした。
ご子息の氷魚(ひお)さんが当時、すでに俳優としてデビューし、大活躍をされていて「息子さん、カッコいいですよねぇ」と褒めちぎると、宮沢さんは照れくさそうに笑っていらして。その顔が、とても印象に残っています。
水谷豊さん、伊藤蘭さんの一人娘・趣里さんは、大・大・大先輩の笠置シヅ子さんをモデルにしたNHKの朝ドラ『ブギウギ』で現在主演を務め、森進一さんのご子息・Takaさんは、ONE OK ROCKのボーカルとして大活躍。わたしは結婚もしていないので、息子、娘が活躍する姿をどういう思いで見ていらっしゃるのか、想像することしかできませんが……そりゃ、やっぱり嬉しいですよね。
コンサート終了後、メールアドレスを交換し、何度か簡単なやり取りをさせていただきましたが、まわりから “マメちゃん” と呼ばれているわりには、ちっともマメじゃないわたしは(宮沢さんも同じなんだと思います。きっと、たぶんですが)、すっかりご無沙汰して、メールをするタイミングを逃してしまい……モゴモゴモゴ(宮沢さん、本当にごめんなさい)。
先日、その宮沢さんと、またまた久しぶりにNHKの『うたコン』でご一緒させていただいたのですが、番組終了後「また一緒に何かやりたいですよね」と言葉をかけていただきまして。もう、嬉しいのなんのって。心の中では、うわぁ~~~~っ! きゃぁ~~~~っ!! 嬉しいよぉ~~~~!! と叫んでいました。
細野晴臣さん同様、世界の音楽に目を向け、アンテナを立てていらっしゃる宮沢さんとご一緒させていただけるなら、もうすべて、宮沢さんにおまかせです。サンバ、ボサノバ、ファド、ジャズ、ルンバ、マンボ、チャチャチャ……死に物狂いで、必死に食らいついていきます。
もしも、もしも、もしも、坂本冬美にまた曲を書いてみたいと思われたら、ぜひご一報ください。ドキドキしながら、お待ちしています。
さかもとふゆみ
1967 年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、著書『坂本冬美のモゴモゴモゴ』(小社刊)が発売中!
写真・中村 功
取材&文・工藤 晋