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元Juice=Juice宮崎由加「脊髄梗塞」で公演欠席…早期復帰は可能なのか、医師の見解は?
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.18 11:00 最終更新日:2024.02.18 11:00
ハロプロのアイドルグループ「Juice=Juice」の元メンバーでリーダーだった宮崎由加が、「脊髄梗塞」と診断され、出演予定のコンサートを欠席すると、所属事務所が発表した。
2月16日更新の公式サイトによると、5日の週末から左足に痺れと痛みが生じたため病院で受診。病状は快方に向かっているが、しばらく激しい運動は控えるようにとの指示が出たという。
宮崎のように20代での発症は珍しく、十分な治療が必要と話すのは、五良会クリニック白金高輪理事長・五藤良将医師だ。
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「脊髄梗塞は広い年齢層で発症しますが、50~60代で多く見られます。比較的まれな疾患で、みなさんもよくよく耳にする脳卒中と比較すると、発症頻度は50分の1から100分の1程度と言われます」
その症状はさまざまだという。
「梗塞が発生した脊髄の位置と範囲によって異なりますが、急激な背中、首、頭の痛み、手足の感覚の喪失や麻痺、歩行困難、排泄障害、また時として呼吸困難が起こることもあります。
宮崎さんは足の痺れで受診したということですから、非常に迅速な対応だったと思います」
原因については公表されていないが、なんらかの血管の炎症が原因と考えられるようだ。
「原因は多岐にわたりますが、外傷、手術の合併症、動脈硬化、血管炎、血液の凝固異常、長時間の低血圧状態などがあります。
手術によって血管が影響を受けたケースや、なんらかの疾患が原因になることもありますが、まったく不明のこともあります。
治療は、急性期で炎症が強い場合、高用量のステロイド投与をおこなうことがあります。また、血流を改善する薬物療法、疼痛などへの対症療法、後遺症が出たときには症状に応じたリハビリテーションも必要となることがあります」
宮崎は、3月の4公演を欠席する。4月まで続くコンサートに復帰は可能なのだろうか?
「梗塞の範囲と重症度、治療の開始時期、個人の健康状態などによって大きく異なります。多くの場合、リハビリテーションは長期間にわたり必要となり、患者さんの努力とサポート体制が重要です。
完全な回復が難しい場合もありますが、リハビリテーションによって日常生活の質を改善し、可能な限り自立した生活を目指します。
後遺症については、脳梗塞でさえ早期発見・治療のおかげで、麻痺などがない方も最近は増えてきましたので、脊髄梗塞を患ったことで特別な負い目を感じる必要はありません。
ただ、基礎疾患の持病があると、2回めを発症するリスクがあり、それ以降の脊髄梗塞は重症化することが多いので注意が必要です」
コンサート中の復帰は難しくとも、早い回復を祈りたい。
( SmartFLASH )