エンタメ・アイドル
「直接伝えるのやめて」人気Vtuberかなえ先生、『セクシー田中さん』騒動で起きた「小学館の不買運動」でとばっちり
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.20 18:35 最終更新日:2024.02.20 18:38
2月19日、人気Vtuber「犯罪学教室のかなえ先生」が自身の「X」を更新。『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さん急死をめぐる騒動の影響を訴え、話題を呼んでいる。
【関連記事:「言葉にならない」…『セクシー田中さん』原作者が死亡、ドラマ改変への“苦言”からの急展開に広がる動揺】
2023年10月期にドラマ化された『セクシー田中さん』(日本テレビ系)だが、1月26日、作者の芦原さんは自身の「X」で、制作過程で原作改変の動きがあったと苦言。だが、29日には突然の訃報が流れ、原作を連載していた小学館や、ドラマ化に関わった日テレの責任が問われている。
騒動の余波は広がり、小学館の出版物の “不買運動” まで勃発した。ちょうど2月7日、『世の中の8割はどうでもいい』という本を小学館から出版していたかなえ先生も、とばっちりを受けたようだ。自身の「X」で、こう語っている。
《あの……まぁ、たしかに芦原先生の『セクシー田中さん』の件で小学館の対応に不信感や憤りを覚えて『もう小学館から買わない』という気持ちになるのはわかるけど、わざわざ僕に『不買運動に参加しているから買いません』とか『Amazonキャンセルしました』とか直接伝えるのやめてほしいです。結構キツイ》
さらに、不買運動の是非についても、《たぶんこのキャンセルで先に潰れるのは出版社ではなく、出版社からお仕事をもらっている作家です》と指摘。
《今回の本は、炎上や不祥事、衝撃的な事件が起きて怒りの方向性や悲しみのやり場に迷ってしまう人向けに執筆した本です。あなたたちに向けて書きました。だからキャンセル報告されると余計にしんどいです》と心境を吐露している。
だが、一連の投稿にも、「小学館と縁を切ればいい」などと心ない言葉が飛び交った。
かなえ先生は、担当編集者は丁寧に接してくれたとも明かし、《今回の事件が起きた際には全く関係のない部署に所属している方なのにいち早く僕に事情説明の連絡&こっちの懸念や意見を拾い上げてフォローしてくれる素晴らしい編集なので、僕は小学館さんと仕事しているよりか信頼できるデキる編集さんとお仕事している感覚ですね。次の本があるなら、この編集さんとまた出したいです》と反論している。
不買運動をめぐっては、『はじめの一歩』作者・森川ジョージ氏も、自身の「X」で《自分は今回のことで出版社や局をかばうつもりはないけれど、すでに不買運動すると個別に言われて困っている作家がいるんだよ》《円満にやっている人達まで巻き込むなよ》とつづっている。
負の連鎖が続くことは、誰も望んでいないのではないか。
( SmartFLASH )