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乃木坂46「衛藤美彩」デビューから2年間の不遇時代を語る

エンタメ・アイドル 投稿日:2017.10.26 11:00FLASH編集部

乃木坂46「衛藤美彩」デビューから2年間の不遇時代を語る

 

 アイドル界きっての美女グループとして、いまや国民的な人気を誇る、乃木坂46。美人揃いのメンバーのなかでも、面倒見のいい性格と大人の色気を兼ね備えた “先輩キャラ” として親しまれているのが衛藤美彩クンだ。

 

「年の離れた弟がいることもあり、年下メンバーのお世話をすることが好きなんです。頼られると、つい甘やかしたくなっちゃう。そういう性格と野球やお酒好きのキャラクターが合わさって、気づいたらファンの方にも “みさ先輩” と呼ばれるようになりました」

 

 スウィートな美貌だけでなく、透き通るような美声も彼女の大きな魅力。幼いころから歌が好きで、母親に連れられてカラオケ店へ行くと、マイクを握りしめて松田聖子や小泉今日子の曲を熱唱していたという。

 

「歌うことや目立つことが好きなのは母親譲りかも。母はもともと芸能界を目指していたのですが、父親に反対されて諦めたそうなんです。『それがお母さんの人生で唯一の後悔だから、美彩は自分の好きなことをやりなさい』と言われたこともあって。母の夢を託されたわけではないけれど、私も小さいころからずっと『歌手になりたい』という夢がありました」

 

 夢をかなえるために九州から上京し、乃木坂46のメンバーとして華々しいデビューを飾った美彩クン。だが、彼女を待ち受けていたのは厳しい現実だった。デビューから約2年間、選抜メンバーに抜擢されず、シングルのタイトル曲に彼女の歌声が収録されることは一度もなかったのだ。

 

「当時、音楽番組のアシスタントMCをやらせていただいていましたが、自分が歌っていない乃木坂46のCDの告知をするのがつらかったです。ミュージックビデオにも映っていないので、紹介しようにも話せるエピソードもなくて。何度も心が折れかけて、夢を諦めようかな……と思ったこともありました。

 

 母は『いつでも帰っておいで』と 言葉をかけてくれましたが、『私の努力不足だから、もうちょっと頑張ってみる』って、悔し涙を流していたのをおぼえています」

 

 そんな美彩クンの人気を押し上げたのが握手会。

「ファンに喜んでもらいたい」。その一心でひたむきな努力を重ねた結果、すこしずつ風向きが変わっていったのである。

 

「ファンの方に『あのコとまた話したい』と思っていただけるように、誰よりも楽しい握手をすることを心がけました。それが、だんだん口コミで広まり、お試しで握手に並んでくださる方が増えていったんです。握手会がなければ、今の私はいなかったと思います」

 

 努力で這い上がった彼女は、デビュー2年後に初めてシングルの歌唱メンバーに選ばれ、ついにその美しい歌声を響かせることになった。

 

 そして、グループ結成6年めを迎えた乃木坂46は、初の東京ドーム公演を開催することが決定した。

 

「東京ドームのステージで歌う日が来るなんて想像もしていなかったけど、ライブができることが素直に嬉しいです。グループの活動を通していろいろな経験を積んで自信もついたので、お祭りみたいに楽しめたらいいな。

 

 もちろん家族にも晴れ舞台を観に来てほしいです。私のおじいちゃんの熱がすごいんですよ。コンビニに行くと、店員さんに『これがうちの孫じゃ!』って雑誌を見せびらかしているみたいで(笑)。

 

 でも、孫の応援が生きがいらしいので、これからも活躍している姿を見せたい。そして、いつか福岡のヤフオクドームでライブをやって、おじいちゃん孝行をしたいです」

 

えとうみさ
24歳 1993年1月4日生まれ 大分県出身 乃木坂46の1期生メンバー ニックネーム:みさ先輩 乃木坂46最新シングル『いつかできるから今日できる』発売中

 

写真◉熊谷貫
スタイリスト・福田春美
ヘアメイク・山下景子(KOHL)
文・宮田英一郎
(週刊FLASH 2017年10月3日号)

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