NHK大河ドラマ『光る君へ』が好評だ。2月18日放送(NHK総合・午後8時)の第7話の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は10.9%で、前回から0.1ポイント減。個人視聴率は6.4%で、前回から0.1ポイントアップした。
この数字だけでは苦戦しているように見えるが、そうでもない。2月4日放送の第5話の「総合視聴率」は18.9%。世帯視聴率に個人視聴率と、録画視聴する「タイムシフト」を加えた数字で、この週では『サッカーアジアカップ 日本×イラン』(2月3日・テレビ朝日系)の23.9%、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(1月31日)の22.0%に次いで、3番めに高い数字だった。
関連記事:吉高由里子 低視聴率を笑い飛ばした!『光る君へ』成功させる「涙の特訓」の中身【少女時代の写真も】
「これまで、女性が主人公の大河ドラマは苦戦することが多く、平安という時代も多くの人にはなじみがない。そのため、不安がささやかれた『光る君へ』ですが、SNSでは『平安版のロミオとジュリエット』だとして、ファンが夢中になっているとの声が多くあります。
主役の吉高由里子の演技も好評ですが、それ以外にも“ハマっている”と評判の共演者にも、人気の秘密がありそうです」(テレビウオッチャー)
なかでも“ハマり役”だと、もっぱらの評判なのが、左大臣の娘・源倫子(ともこ)を演じる黒木華(はる)だ。SNSでは
《黒木華さんが絵巻から出てきた平安貴族そのままって感じで目を引くね》
《黒木華、平安美人感がマックス》
《平安装束着てる人たくさん見るけど、黒木華さんの似合い方が段違いなんよな……倫子様……》
などの声が多数。史実から、ドラマの終盤まで倫子の出演は続くとみられ、視聴者の楽しみはまだまだ続きそうだ。
もうひとり、道長(柄本佑)の同僚・藤原斉信(ただのぶ)を演じているはんにゃ.・金田哲も“ハマっている”と好評だ。SNSでは
《はんにゃ金田があまりにも公家顔してて、めちゃくちゃ適任だと思う。キャスティングNICE!》
《はんにゃ金田哲さんの公家仕様が様になっている以上に役柄にはまっているので、見てて楽しい》
などの声が。
そして、忘れてはならない脇役が……。
《もうね、このドラマは小麻呂が主役だと勝手に思って観ている》
《個人的に、小麻呂を見るために大河を見てるようなもの》
「小麻呂は、黒木華演じる源倫子の飼いねこです。第7話では雨の中、逃げ出してしまい、ずぶ濡れになった姿を心配する声が、SNSで多数あがっています。
このねこは、動物プロダクションに所属する9歳の男の子『ニモくん』。人なつこく、必要以上に鳴き声をあげず、さらに、当時の絵巻に描かれている模様に似ているということで、選ばれたということです」(前出・テレビウォッチャー)
2月22日は「ねこの日」。主役を食わんばかりの小麻呂の名演技に、今後も期待したい。
( SmartFLASH )